前回
「褒めて伸ばせ」Football Manager日記 Vol.26 - 緑がちる
では、
大事なウチの若手たちにちょっかい出しまくる、にっくきにっくきお相手セレッソはん相手に、
屈辱の5失点と大敗を喫した、我らがヴェルディ。
こんなしけた価格じゃ我が愛しのコタロー君は渡せませんぜ、ガンバはん。
この失点数は就任以来ワースト記録（昨年天皇杯でサンフレッチェ広島に2-3で敗れる等、何回か3失点まではしていますが、4失点以上は初）。
さすがにJ1は怖ェ、半端モンが気軽に足を踏み入れていい場所じゃねェ、と
認識を改めたワタクシ緑がちる。
今シーズンから導入した3バックにも、少々手を加えてみることにしまして。
結論から申し上げると、両WBの起用方法を、
インバーテッドウイングバック（IWB）→コンプリートウイングバック（CWB）へと
変更しました。
「船出」Football Manager日記 Vol.25 - 緑がちる
でもちらっと言及した通り、
”インバーテッドウイングバック”とはまたの名を”偽SB”、
サイドの選手ながら、ボール保持時にはプレイエリアを中央に移し、
・相手カウンターに備え中盤のハーフスペースを埋める
・中央からゴール前に顔を出し、フィニッシュの局面にまで絡む
といった役割を担う選手です。
もちろん、内寄りにポジションを移すのですから、
「オーバーラップからクロスを上げる」といった、通常のSB/WBでよく見るようなシーンは減少します。
ただですね。
そもそも我々のチームでWB起用できる選手のうち、
このようなタスクが効果的（＝”パス”や”テクニック”、そして”ひらめき”や”視野”に長けた選手）なのは、
せいぜい左サイドの福村選手や本職CMF/OMFの高江選手くらい。
ただし自らのフィニッシュには期待薄。
能力自体は向いていると思いますが、悲しいかなWBへのポジション適正自体が低い。
一方、右サイドのレギュラー候補である藤谷選手や、リザーブ1番手の川井選手なんかは、
「とにかく速い！スタミナ満点！クロス万歳！クロス万歳！！」という
みんな大好きモイ将が愛するような典型的なサイドプレイヤー気質の能力をしており、
中盤にポジションを移してプレーしたところで、何かを起こせるタイプの選手ではございません。
もちろんサイドを主戦場とすることで本領を発揮するタイプ。
備わった能力であるが、やはり中でプレーするうえでパスの低さは致命的。
こんな選手層において、あえてインバーテッドウイングバックを採用していた理由を問われると、
・”偽SB”って名前の響きがかっこよかった
・Twitterか何かで「FM21はIWBが使える」って情報を見たような気がした
・そもそもFM Scoutでダウンロードした戦術で採用されていたのでそのまま使った
・かの名将永井元監督も試みていた
などと、情けないほど根拠薄弱な理由しか出てこない愚将緑がちる。
こんな甘ったれた考えの監督が許されるほど、J1は甘くありません。
世界中のFMを愛する人間たちが集うサイト「FM Scout」。
各種スキンや戦術等をダウンロードできたりもするので、プレイのお供に超オススメ。
加えて、インバーテッドウイングバックを採用した際に生じる
「サイドのスペースががら空きになる」という大きな問題点。
一応後ろを3枚にすることでケアできていると思ったのですが、
それでもCBが釣りだされることにより、中が数的同数になり、
あっさり決定機を作られる、なんてシーンが何度もあったので、
大人しくこの起用は諦めた次第です。
ちなみに、変更後の役割「コンプリートウイングバック」ですが、
正直詳しいことはなにもわかってない僕ですが、
「サイドで攻めも守りもいっぱい頑張ってネ、
多少持ち場は離れていいから、まあいい感じにみんなにお任せするネ☆」的な、
とかく非常に便利な指示だと勝手に理解しております。違ったらスミマセン。
あと、細かいところだけど、
2トップの役割がいずれも「プレッシングFW」になっていたのですが、
いまいち効果が感じられなかったので、より各選手の能力に見合った起用法に代えることにしました。
（上記キャプチャでは、スピードと決定力に優れた高田を”アドバンストFW”、高さと強さに恵まれたイスマイラを”ターゲットマン”として起用しています）
さて、惨敗のセレッソ戦以降の戦績を。
まずは3/9（水）ルヴァンカップ第2節：ホーム柏レイソル戦。
あれだけ3-4-1-2の戦術変更を語った後でアレなのですが、
この試合は慣れ親しんだ4-1-2-3で臨み、1-1のドロー。
後半ATに追いつかれる、非常に悔しい結果に。
そして迎えた3/12（土）第4節：ホーム鹿島アントラーズ戦。
FWのフェリペ・ヴィゼウは、現実だとこの前横浜FCに加入した彼だね！
格上とのマッチ。問われる微修正した戦術の真価。
ヴェルディは肝となるWBに、末吉と川井を起用して試合に臨みます。
（レギュラーの藤谷と福村は軽症で離脱中）
この試合、前半から・・・
鹿島に雨あられのごとくシュートを打たれまくる、か弱きヴェルディ。
それでも、粘り強く戦いゴールは許さない、強かなヴェルディ。
チャンス自体は鹿島に数多く作られてしまっていますが、
WBの起用方法を変更したことで、
（心なしか）サイドを完全に蹂躙されるといった状況にはなっていないように思います。
東京V0-0鹿島 のままハーフタイムへ。
そして、迎えた60分でした。
敵陣左サイドで森田が倒されファール。キッカーは名手加藤弘堅です。
キャプテンのベテランCDF平の一撃！
ここまで押されていたヴェルディが先制点を挙げます！！
東京V1-0鹿島
さらに前への圧力を強めてくる鹿島に対し、
ヴェルディはフレッシュな選手を立て続けに投入し、
耐えながら反撃の時をうかがいます。
試合も終盤を迎えた86分、
まさかの追加点！！勝利を大きく手繰り寄せる一発となります！！
東京V2-0鹿島
そして、試合はこのまま終了。
見事金星を掴み取った我が軍。
ホームのサポーターも、今度こそはスタンディングオベーションで選手たちを迎えたことでしょう。
さらにさらに、勢いそのままに迎えた
3/19（土）第5節：アウェイアビスパ福岡戦では、
LWG石浦の決勝点を守りきり、見事1-0で連勝を飾ります！！
11本のシュートを浴びながら、2試合連続クリーンシートは素晴らしい。
まだまだシーズンも序の口ではありますが、
昇格組としては上々のスタートを切れたように思います。
今後の日程はこちら。
ルヴァンではガンバ大阪、
そしてリーグ戦では、浦和→名古屋→そして王者川崎と、
錚々たる面々との連戦となりますが、
ここまでの試合で得られた収穫と教訓をもう一度振り返り、
一戦一戦向き合っていかなければならないですね。
（あと、これ以上の選手流出も避けたいところですので、早く移籍市場のクローズを迎えたいですね・・・）
では。
