さ、2022年。ついにJリーグの開幕ですよ。
しかも今年はJ2じゃないんすよ。夢にまで見たJ1の舞台での戦いが幕を開けちゃうんですよ。J1なんて2008年シーズン以来ですよ!
うれしい!たのしい!大好き!!な気分なわけですよ!!!
前回
「問答無用」Football Manager日記 Vol.24 - 緑がちる
では、無断で森田選手を売却した中村社長の愚行にブチキレていた私緑がちるですが、
それでも愛するチームの新たなる船出の日を迎え、気分は大変高揚しておりまして。
普段メタルかシューゲイザーしか聴かない根暗趣味の僕も、
ドリカムなぞ流しながらウッキウキしたい気分にもなるわけですよ。
まじで全然関係ないんだけど、
ブラックゲイズの大御所Deafheavenの新譜「Infinite Granite」
本作では完全にジャンルの枠を飛び越えた良質な音を鳴らしていて、ここのところ朝から晩までずっと聴いちゃうほどドはまりしております。オススメよ。
昨年もっとも聴いたアルバムはDIIVの「Deceiver」でしたが、今年はこの作品になるかも。
思えば2018年にはこの2バンドでアメリカ/ヨーロッパをツアーしてたんだよな。
その後DIIVはよりヘヴィで内省的な新譜を、そしてDeafheavenは全くもってポップでメロウな音源を、
しかも今までの彼等より一段階レベルアップした音像を引っ提げた形でリリースしたことを考えても、
お互いの音楽性に好作用をもたらした、非常に有意義なツアーだったのかもしれないね。
すんません。話をサッカーに戻します。
前々回もちらっと触れましたが、
今シーズンは下記2パターンの戦術を基本として、戦い抜こうと考えております。
パターン1:4-3-3 (DM Wide)
昨シーズンの基本戦術。チームメンバーも戦い方を熟知しております。
レジスタの加藤弘堅を中心に、粘り強くボールを保持し、じりじりとゴールに迫るポゼッションサッカー。
3トップの質がいまひとつということもあり、多数訪れる決定機の数に比べると、ゴール数が少なかったというのも事実ですが、
ペナ内で仕掛けることによるPK奪取数の多さもあり、昨シーズンJ2の42試合で84得点を記録した破壊力抜群の戦術です。
我々が地力で劣る対戦相手が圧倒的に増える今季ですが、ある程度ボールを握れそうな相手に対しては、この戦い方を貫いていきたいところ。
パターン2:3-4-1-2
CBブエノの加入(キャプチャだとケガしてますが)、そして最前線の枚数がイスマイラや高田の加入で増えたことにより、導入を決定した3-4-1-2。
既にプレシーズンマッチでは本布陣でマリノスを1-0で破るなど、まずまず手応えを得ております。
インバーテッドウイングバックという特殊な役割に、我々のSB陣が対応できるかには一抹の不安はありますが、
こちらのシステムの方が現在抱えている選手層にもマッチしているのも事実であり、
アウェイゲームや格上との対戦時については、こちらを優先的に使っていきたいと思います。
(インバーテッドウイングバックに関する解説はこちら)
さて、記念すべきJ1復帰の初戦、
ホーム味スタに名将片野坂氏率いる大分トリニータを迎えます。
リーグ戦での対戦は2018シーズン以来。ロティーナがヴェルディを率いていた2017-2018シーズンは2勝2分と、相性はなかなかよかったんですよね。新生ヴェルディも決して悪くないイメージで試合に入れることは間違いないでしょう。
大分は昨シーズンJ1で14位。FW長沢が14Gと大暴れしておりました。
今季のフォーメーションはこちら。
渡邉新を鳥栖に、伊佐を京都に売却した一方、
湘南から大野、柏から北爪・上島・高橋祐、ジュビロから小川大と後方の実力者を引っ張ってきており、
さらには鹿島の至宝荒木をレンタルで、F東京の渡邊凌や伊藤涼といった伸びしろのある前線のタレントも完全移籍で獲得、
中盤にもリー・グエン(元アメリカ代表/ベトナムとの二重国籍)や千葉の小林を加えるなど、精力的な補強を見せました。
さあ、ついに待ちに待った船出の瞬間です。
久々のJ1の舞台にナーバスになったのか、
開始早々、出鼻を挫かれるヴェルディ。
前半3分、
ヴェルディとしては、まずは一刻も早く落ち着いてゲームに入りたかったところでしたが、
非常によろしくない展開に。
東京V0-1大分
ただし、この失点が逆にいい目覚ましになったのかもしれません。
試合再開後は、ボール保持で圧倒する昨シーズンのヴェルディの姿が復活。
大分のカウンターアタックも、CBの平とボニフェイスを中心に難なく食い止め、また反撃へと転じます。
そして前半10分、
ゴールが認められていれば素晴らしい形だったのですが、
残念ながら森田のオフサイド。
東京V0-1大分
その後も嵩にかかって攻めたてるヴェルディ。
前半15分には、
前半40分にも、
完全にピッチ上を制圧したヴェルディですが、
大分も伊達に3年間J1を戦ってきたわけではありません、
最後の局面で体を張り、ゴールを死守します。
後半開始から、ややパフォーマンスの低調だった藤本に代えて、山下を投入したヴェルディ。
まずは同点に追いつくために、よりテンポを上げるようチームに求めます。
そして迎えた65分、
ついに追いついたヴェルディ!!
手数をかけない縦志向の攻撃が、大分の意表をつく形となりました。
東京V1-1大分
その後、新加入の高田を石浦に代えLWGに、
そして森田を中盤に下げ、高さのあるイスマイラを最前線に起用するも、
逆転弾は奪えないままタイムアップ。
2022シーズン、記念すべき開幕戦は、
1-1のドローという結果に終わりました。
東京V1-1大分
反省点は多々ありますが、
まずは勝ち点1を取れたことをプラスに考えていきたいと思います。
ホームに駆けつけた8,504人のお客様も(久々のJ1なんだから、もうちょっと来てほしかったんだけどなァ・・・)、
万雷の、とはいかないまでも、温かい拍手で試合後の選手たちを迎えてくれたことでしょう。
さて、次節はアウェイコンサドーレ札幌戦、
そしてミッドウィークでのルヴァン杯も開幕となります。
チャレンジャーの立場である我々にとっては、
目の前の一戦一戦を全力で戦い抜くほかありません。
開幕戦ではRSBの藤谷が存在感を見せましたが、
そうした新加入選手たちの奮起にも期待しつつ、
シーズンを進めて参りたいと思います。
では。