緑がちる

緑はいつか散ります。でもまた実るものです。ヴェルディ&FM日記(予定)

2023年東京ヴェルディのスカッドを、ちょっとだけ掘り下げて考えてみた。

2023/1/10、やけにウキウキなコメントと共に、俺らの至宝森田晃樹が契約を更新。

このニュースをもって、2023年のヴェルディ開幕スカッドはほぼ決まり、といえるでしょう。

まだ背番号10は空いているし、我らが城福監督もシーズン初トレーニングを終えたあと「(編成について)すべての可能性は封印していないということです」と仰っているとはいえ、じゃあ誰かさらに助っ人って言っても、この時期に呼べそうなレベルっていったら、俺の頭に浮かぶのは、すぐ半裸になって己の肉体美を誇示しがちなガチムチアタッカー、ジャイルトンパライバくらいなもんで。彼、今何してんねやろ。

何やらキャンプに練習生も参加しているみたいですし、さらなるオプションが増える可能性はありますが、まあ現段階でチームの骨格はしっかり固まったかと。

 

さて、昨年も当ブログでこのような記事を書いたので、今年もやってみたいと思います。

先に断っておくと、昨年の記事では”期待感を可視化してみた”なんて大層なタイトルをつけているのだけど、今年のそれはややトーンダウンした表現になっているのですが…(笑)

あの、別に今年のチームが期待できない、とかそういう話では全くなく、ただ改めてFootball Labの数値なんかをいろいろ眺めてうんうん考えていた時に、やっぱりサッカーを何かしらの指標で可視化する、って相当難しいよなあ…って考えに至った次第で。

具体的に言うと、昨年の横浜FC。言い方はアレですけど、チームの指標はともかく、個人指標を見る限りは、ぶっちゃけブローダーセンと小川以外はあんまりパッとしないと思うんですよ。そんなチームが、熊本や岡山、山形のような指標優秀な選手を抱えるチームに競り勝てた事実。

反則級のGKとFWがいれば、J1なんて簡単に上がれます」という古からの「それを言っちゃあオシマイよ」論をそっくりなぞったようなチームの存在に、「指標あれこれ見ながらヴェルディの行く末を語ったろ!」とか考えてた俺の心はがっつり折られたわけで。

安易に”可視化”なんて表現を使っちゃいかんなあ…と反省して、今年は”ちょっとだけ掘り下げて考えてみた”。がっつり予防線(笑)

ま、首位でJ1に羽ばたいていった新潟の選手なんかは、Football Labでみても凄まじいスタッツを叩き出しているわけなんですけどね。

すんません、その辺の分析については、俺なんかより博識な方がごまんといると思うので、まあ、「それっぽいこと言ってんなあ」と思いながら、本記事を読んで頂けると幸いです。また予防線。

 

では、今年のヴェルディスカッドを、昨年と比較しながら、語っていきましょうか。

 

早速ですが、今年のスカッド。率いるは、我らがJFKこと城福監督。今年もよろしくお願いします。

年末はなかなか契約更新の一報がなく、サポーターをやきもきさせたものですが、サインする間もなくオフ返上で西へ東へ奔走されていたようで。昨シーズン、破竹の6連勝で終えたチームの完成度は本物だったのか。今季は彼の真価も問われるシーズンとなります。

基本戦術は、昨シーズン中盤~終盤戦同様4-4-2と予想。

CBのンドカボニフェイス、CMFで覚醒を果たした馬場、CFの佐藤凌我と、GK以外のセンターラインの核をごっそり抜かれた点は間違いなく痛手ですが、J2での実績豊富なCB千田やCMF齋藤、J1からサプライズ移籍となったRSB宮原等、計算できる中堅どころの選手を確保し、戦力ダウンは最小限に留めた印象です。点取り屋については、新外国人マリオ・エンゲルスに加え、目下急成長中のルーキー山田や、完全復活を期すベテラン阪野らに期待、といったところでしょう。

 

仰っている方も多かったですが、4-2-3-1の布陣もありそうですよね。

個人的には、華のあるテクニシャンである森田齋藤が無理なく共存できる点にロマンを感じます。齋藤加入時には「森田の穴埋めか?」みたいな意見もちらほら見られたわけですが、個人的には齋藤のほうがより得点の匂いがする選手であり、一方球際の強度でいえば森田に分があると感じており、このような配置がしっくりくると思ってます。あと、アビスパからやってきた北島も「本職はトップ下」みたいな話をちらっと小耳に挟んだけど、本当かな?

そうそう、昨年の左右非対称型4-4-2(RSHに仕掛けられる選手を置き、LSHはプレーメーカータイプが担う)であれば、齋藤はLSHの梶川ロールを任せうる選手かなあ、とも思ってます。カジ同様突破力には欠ける選手だけど、同じくらい走れるし、気のきいたパスも出せるし、何よりミドルという武器があるので。んま、正直そのポジションのベストチョイスは、縦への推進力があり、中に入ってのプレーも飄々とこなす井出だったよなあ、と、仙台戦を生で観ていた身としては今でも思うのですが、ケガで試合に出られないことには仕方がない。神戸でもう一花咲かせてほしいなあ。

 

その辺の詳しい話は、後ほどFootball Labの数字を見ながら詳しくするとして、

ここで一度、昨シーズン開幕時のスカッドをおさらい。記載してある成績は2021シーズン、年齢は昨年時点のものです。

なお、昨年2/16に加入が発表されたアルハンについては、この表に含まれておりません。ご了承ください。Maaf.

あと、退団が決まった選手は、名前の色を薄くしています。

さて、昨年のスカッドの特徴は、小池純輝佐藤凌我という明確なフィニッシャーを2枚確保しており、彼らに点をどう取らせるか?を逆算していけばOK、という点だったと思っています。

だからこそ、佐藤優平が抜けたとはいえ、彼らへのラストパスを供給できる梶川や山本理仁、森田や石浦といったパサーの面々の層は依然厚かったし、布陣についても、小池純輝の持ち味を最大限活かすために、4-1-2-3の継続がマストだった、と。

 

だが、ここで2つの誤算が。

 

ひとつは小池純輝の不調。

昨年のこの記事でも言及しましたが、指標から見ても元々小池は得点以外の貢献度がかなり低かったのですが、それに加え昨年はフィニッシュの局面もいまいちピリッとしなかった。動き出しの質なんかは錆びついていなかったように見えましたが、まあゴールは水物とはよく言ったもので、初ゴールは第17節の秋田戦まで待たなければいけなかった。その頃既にチームは歯車が狂い始めており、結果的に新指揮官城福氏の就任後、彼の出場機会は大幅に減ることになります。

 

もう一つはいい意味での誤算、新井瑞希の完全覚醒。

一昨年終盤戦の勢いそのままに、シーズン序盤、背番号10はそのドリブルスキルで次々とチャンスを創出し続けました。

一方、あまりにも鮮烈なパフォーマンス過ぎたがゆえに、結果としてチームの攻めの形が彼のドリブルに依存しすぎたきらいはあり、当初思い描いていた“フィニッシュはエーコと凌我”というチームの青写真と、実態が食い違ってきてしまった、と俺は思っています。

結局彼は夏にポルトガルに去りそしてすぐに帰ってきたな?、チームはドラスティックな変化を余儀なくされました。就任当初は既存の戦い方を選択した城福氏も、世代屈指のCF染野のレンタル加入もあり、最終的には強度と縦への速さをより求めた4-4-2での戦いに舵を切りました。

元々2代前の永井政権と比較すれば、堀前監督だって随分と縦志向のチームにシフトしていたわけだけど、その流れがさらに加速することに。

 

監督自身の言葉を借りれば“リカバリーパワー”、

多少のボールロストには目を瞑るけど、その分ボールをすぐ取り返す球際の強さや、攻守が目まぐるしく入れ替わる展開についていける走力集中力があるかどうか?が強く求められるようになり、それこそ石浦のような繊細な天才肌のパサーなんかはもろに割を食う形となりました。彼だって昨オフのトレーニングの賜物か、だいぶ走力をつけてきてたんだけど、でもまだ足りないっていう…

 

そんなことを考えながら、改めて今季のスカッドを見てみましょうか。

あと、昨年と同じ比較軸を用いて、チームの変化も追ってみましょう。

 

保有人数:33人→32人

昨シーズンとチーム総数はほぼ変化なし。昨年は山本理仁と馬場がU代表で一定期間離脱することが濃厚だったため、CBとDMFを厚めに獲っていました。

最終的に開幕直前にはアルハンの加入で34名の大所帯となったものの、夏に山本と新井は移籍してしまいましたし、阿野と端戸もレンタルで放流されましたし、一方で夏の加入は染野だけでしたし、なんなら井出とか阪野あたりはケガでシーズンの大半不在だったりしたもんで、選手層のダブつきは感じない1年でした。一度コロナ蔓延でチーム活動がストップ、なんてこともあったね…

ただ、今年は昨年と比べ、より稼働率が高い選手を獲ってこれたイメージですし、十分な選手の数を揃えた印象です。これ以上の加入はあっても1人ですかね。

 

平均年齢:24.6歳→25.6歳

平均年齢は+1歳。ユースからの昇格が2005年以来の0名だったことに加え、10代~20代前半のユース卒選手も、買われていったり武者修行に出たり、と、近年のヴェルディでは類を見ないレベルで数が減ったことが影響しています。

一方で、今年も大卒選手を5名獲得しており、新加入選手はいずれも20代ですから、チームの新陳代謝はしっかりと図れていることが分かります。ってか、この年齢層でも十分若い部類のチームだからね。

 

OVER30比率:21.2%→18.8%

ここは昨年とほぼ同じメンツ。端戸が抜けただけですね。

このデータはあくまで4月1日時点のものですが、竜士やマテウス、新加入のエンゲルスといった面々が今年30歳を迎えるので、シーズン終盤にはだいぶ構成比は変わってくるかな。

 

20歳以下比率:21.2%→6.3% ※昨シーズンは”パリ五輪世代”と表記

ここ、今年のチームの大きな特徴ですよね。昨年はヴェルディユース01年産まれの山本や馬場を主力としてカウントし、その下の世代もある程度手元に抱えていたわけですが、今年は佐古や阿野といった有望株をレンタルに出し、U20の選手は西谷と今年高3の橋本陸斗のみ。即戦力だけを手元に残す、という強い意志が伝わってきます。

 

コア年齢(?)比率:42.4%→59.4%

高卒4年目or大卒2年目~30歳まで”という、活躍のピークが見込まれる年齢の比率です。なお、この定義は俺の勝手な持論です。申し訳ない。

ここの比率が大きく上がっているのも、上に同じく、戦える選手の層を増やすという意志の表れですよね。江尻GMの言う”勝負の3年目”にふさわしい選手層となっています。

 

前シーズンFP出場時間:28,127分→28,907分

昨年のこの数字、一昨年が34,975分だったことを考えると、お世辞にも高いとはいえなかったのですが、今年もほぼ同じ水準です。昨年と違い、J1やオランダからも選手を引っ張ってこれたわけですが、いずれも前所属での出場時間は限られており、J2で通年戦える選手層なのか?といわれると・・・未知の面があるのは事実です。だからこそ、千田や齋藤は本当に貴重な存在だよね。

 

前シーズンゴール数:53→37

佐藤凌我や小池純輝の引き留めに成功した昨年と比べ、今年は前シーズンの得点源を引き留めることができませんでした。今年は誰が点を取るのか?その答えを早いうちに見つけられるかどうかが、チームの運命を左右しそうですね。

 

前シーズンアシスト数:27→37

一方、アシスト数については、昨年と比べ結果を出した選手を引き留められています。梶川の8アシストはとにかく立派ですし、杉本(4アシスト)やバイロン・森田・河村(3アシスト)といった選手たちも残った。チャンスメイクに関しては一定の計算が立つスカッドといえるでしょう。

 

新加入選手(率):30.3%→34.4%

ちなみに、一昨年は40.4%でした。大卒ルーキーが5名入ってきたことも考えると、入れ替わりは決して激しかったわけではないのかも。この辺は、他のチームがどんな感じなのかも計算してみたい。町田とか今年何パーよ??

 

東京Vユース出身(率):39.4%28.1%

プロ入り前から”緑の血”が流れていた選手、だいぶ減ってきましたねえ。なお、一昨年は40.0%でした。”闘えるチーム”を追い求め続けた結果、ここの数字がどんどん減っていくのは、何やら寂しい気もしますが。ちなみに、国士舘大から帰還したルーキーMF綱島はここにカウントされていますが、GK飯田はジュニアユースまでの所属(高校は青森山田)なので、含まれておりません。

 

明治大学出身:18.2%→15.6%

江尻GMを語るうえで、外せないのはこの”明治閥”。ただし、今年は明治コネクションを活かした獲得は0でしたね。意外。

 

・・・

 

 

さて、ここからは、昨年同様、Football LAB内のデータ「CBP(チャンスビルディングポイント)」を使用して、もう少しだけ深くスカッドの比較を行いたいと思います。

CBPの詳細については、以下リンクを参照頂きたいのですが、簡単に言うと、

「攻撃(=パス+クロス+ドリブル)/シュート/ゴール/ボール奪取/守備」について、

各選手のプレー内容を数値化したものです。

チャンスビルディングポイントとは | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

同じパスやシュート1本とっても、その状況での難易度によってポイントは上下します。

昨年及び今年の開幕時スカッドは、その前のシーズンどのようなプレーぶりだったのか、このCBPを使って確かめます。

 

ただし、今年改めて痛感したのは、この数値はチームの志向するサッカーによって大きく左右されるものだということ。当たり前ですけど。

とりわけ、この中の「パス」指標については、チームがポゼッション志向であれば、選手間の差こそあれどチーム全体として底上げされていきますし、「守備」の指標は、守備機会の多さと比例していますから、極論毎回5失点しているようなチームのCBだってこの値が上がっていくわけで、つまるところこの数字だけあげつらって選手の優劣を語ることはできません

ただし、「クロス」「ドリブル」「シュート」「ゴール」「ボール奪取」については、ある程度個人能力が透けて見える数値だと思っているので、参考にしています。

あと、サイトに載っているポイント数は、あくまでシーズン累積の数字となるため、昨シーズンに引き続き、出場時間で割ったあと×90をする形で、平均の数字を算出しています。なお、出場時間が少ない選手については、飛び抜けた数字が叩き出されることもありますので、要注意。

ちなみに、GKのCBPについては、評価項目が少ないため、今年も割愛しています。まあヴェルディに関していえば、昨年同様マテウスが心身ともに充実していれば問題ないでしょ、なんなら長沢も佐藤も大学No.1GK飯田までいるし。ってことでひとつ。

 

前置きが長くなりましたが、昨年のスカッドのCBPがこちら。

なお、攻撃P:2.00以上/クロスP:0.40以上/ドリブルP:0.40以上/シュート・ゴールP/1.00以上/奪取P:9.00以上については、とりわけ高い数字とみなしており、赤字で表記しています。

この辺も、あくまで主観ですみません。データをてめえの主観でこねくり回すな、というお叱りは甘んじて受ける覚悟。

まずは、昨年の記事の答え合わせから。

俺の文章をそのまま引用します。

2022東京ヴェルディへの期待感を可視化してみた。 - 緑がちる

個々の数字に目を向けてみましょう。

まず極端な数字が出ているのが、J2日本人得点王の小池。

シュート・ゴールポイントがずば抜けて高く、それ以外が恐ろしく低い(笑)

得点に特化したプレースタイルといえば聞こえはいいですが、それにしてもサイドのプレイヤーの攻撃Pが1.1(=パス・ドリブル・クロスでの貢献度がかなり低い)というのは、やや不安要素。守備面の貢献も薄いですし。堀さんが1トップで試したのも正直頷けるんだよなあ。

自分が3-1-4-2推す理由のひとつが、得点以外のエーコの貢献度の低さです。とりわけ得点機を多く作ることが難しい上位相手の対決において、この点が仇になると思ってます。

一方、反対のサイドを担うことが期待される新井は、対照的に攻撃Pが飛びぬけています。先述の通り出場時間の少なさが不安要素ですが、彼が通年で活躍できれば、昨年以上の破壊力すら期待できるでしょう。

そういう意味で、どちらかというと小池と似た「ゴール特化型」のウイングである山下については、彼との二者択一にせざるを得ないので、あまり高評価を提示できず、横浜FCへの移籍を決めたのかもしれません(でも山下は一定の攻撃Pと奪取Pは稼いでるんだよな…)。

ちなみに、山下の代役として期待される杉本は、ご覧の通り攻守両面でスタッツが芳しくありません。両サイドをこなせるし、頑張ってプレスをかける貴重な選手なんですけど、小池と佐藤に点を獲らせることが可能なタレントか?と言われると疑問符。正直放出すらありうると思っていた。こんなぬるい選手じゃないはずなので、慣れ親しんだこの地で完全開花を遂げてほしい。

揃えた枚数に比べて、実は不安なポジションですよねウイング。ルーキーの河村も単騎突破するタイプじゃなくてストライカー寄りの選手だし、打開力のある持井は相模原に修行に出てるし、新井への負荷やばくね?あとは頼むぞバスケスバイロン、といったところか。

ってか、佐藤凌我の奪取ポイント、CFWとは思えない稼ぎ方ですよね。しっかり前プレ頑張っていることがわかります。そのうえゴールもしっかり決めてるんだから偉いのなんの。

阪野獲ったのだって、FWだろうとまずは守備、という思想が透けて見えます。昨年は迷走する松本山雅で結果を残せませんでしたが、持ってる能力からしたら凌我の控えに甘んじるレベルではないはず。やっぱり2トップがいいんじゃない?(笑)

もうひとつ不安なのは、福村と安在が抜けたLSB。

攻撃面で違いを見せつつ、ケガで離脱した山口が1stチョイスになりそうですが、CBPで見ると、攻撃性能は間違いない一方で、守備面の弱さが目立つ。とりわけ奪取Pがあまり高くないのが不安要素なんですよね。どちらかといえば守備がもろい印象のある福村でしたが、山口はそれ以下ですから。なんなら1列前で使いたい能力してるのよね(笑)

G大阪U23では3バックの左もやってたはずなんだけど、その頃はどういうプレーぶりだったのかな。

ルーキーの加藤蓮は身体能力抜群との触れ込みですが、右利きなのですんなりとフィットするかは未知数。ベテランの奈良輪もまずはコンディションを整えるのが先決だし、なによりデュエルはさして強くない。

「縦志向」のチームにおいてこのポジションが泣き所になってくる可能性は大きいし、最悪のシナリオとして山本理仁が消去法的にまたここに入る可能性も…「福村残しておけばなあ」とならないといいのですが。

そう、山本理仁。巷では「伸び悩み」ともいわれるが、スタッツ上は既に完成された選手となっている。とりわけボール奪取のポイントは昨年チームNo.1。攻守にバランスよく関与する好タレントへと成長、よくぞ川崎に行かず残ってくれた。来年は彼がチームの心臓になると思うし、加藤弘堅と2枚中盤の底に並べて、よりソリッドな戦い方を模索してもいいかもしれない。

貢献度でいえば、昨年の梶川も図抜けていますね。攻撃面で数字を残しつつ、しっかりとボール奪取もできている。実は佐藤優平も似たようなスタッツなんだけど、彼の場合は数字に表れない独特のプレーリズムだったり、頑張りは数字に出てるんだろうけど規律を破りがちだし、なによりアンカー起用もされた中でやはり守備Pは低すぎたし、まあ放出もやむなしよなあ、と。とにかく使いどころが難しい選手でしたよね。

井出もやっぱり攻撃面の貢献は間違いなさそう。小池が得点に特化したスタイルな以上、中でボールを運び、相手を剥がすという「質的優位」を担保する選手が必ず要る。井出もしくは森田でないとこのロールはできないですからね。幸い2人とも残ってくれたので、どちらかがピッチに立っていれば、どこが相手でもまずまずいい戦いは保証されるのでは。とりわけ森田は終盤の試合で「奪取」ポイントを稼いでおり、既に目指すサッカーに適応済みであることを証明しています。

LSB以外の守備陣はおおむね問題なし。とりわけ、深澤の攻守にわたる貢献度の高さは自分の印象以上でした。いいっすね、サイズがあってボールを狩れるSB。2022年もRSBが主戦場になりそうですし、クロスやドリブルのスキルをもっと磨きたい。

若狭の放出、山越の獲得は、年齢面ももちろんあると思いますが、ボール奪取の数字を見ると納得ですね。より前への圧が高いタイプを求めたということでしょう。ボニフェイスは水戸時代と比べると攻撃への関与増加が顕著ですね。あとはセットプレーからばしばし得点を決めてほしいところ。

あとはとにかく平の復活を…いるかいないかで昇格争いに加われるかどうかが決まってしまう、そのくらいの貢献度の高さなんだ…

どうでしょうか?下記、自己採点。

・小池への不安感→当たってしまいましたね

・僕は3-1-4-2推します→大外れ(笑)

・新井の活躍度→これもまあ当たりでいいですか。”通年”いてくれたらねえ・・・

杉本竜士への不安感→土下座します。すまんかった竜士

・山口の守備面への不安感→やっぱり1列前での起用でしたね

・LSBの代役→深澤LSBのウルトラCは予想外だった。誰だ「今年も理仁LSBあるで」とか言ってたやつ。土下座します

・完成された山本理仁→結局その完成度が評価されてJ1に行ってしまったね

・梶川のずば抜けた貢献度→昨年も大黒柱でしたね

・井出の貢献も間違いなさそう→ピッチに立ってくれないと評価できないよ・・・

・森田の「奪取力」の高さ→結果的には正解寄りなんだけど、ちょっと遠回りした感はある。シーズン序盤からもうちょっと存在感あってもよかったと思っている

・若狭IN山越OUTの意義→うーん、当たりでもハズレでもないような。ただし、RSBを無難にこなしてくれた点も含め、若狭の代役としての活躍はしてくれたと思ってます

 

ってな感じで、当たりもハズレも混ざってます。まあ、データはあくまでデータなので・・・(言い訳)

さらに言ってしまえば、ことヴェルディに関していえば、俺はこのデータから全てを語っているわけではなくて、自分が実際に毎試合観たうえでのイメージを、CBPを見て補完しているに過ぎないわけですから、基本当たり率高くなきゃダメなんですよね(笑)

これがほとんど見ていない他チームをCBPだけで語る、とかなら話は別ですが。

 

ではでは、今年のスカッドのCBPはどうでしょうか?

ポジション別に見ていきましょうか。

CB

ンドカボニフェイスの引き抜きは間違いなく痛手ですが、CBPで見る限り、ルーキーながらボニと同等以上のスタッツを叩き出した谷口の残留は、物凄く大きい。

さて、その相方候補ですが、期待値高めなのはアントラーズから期限付きで加入した。昨年はわずか9分の出場だったので、2021年のデータを引っ張ってきましたが、454分という少ない時間帯とはいえ、奪取ポイントの高さは目を引きますし、さらにはドリブルポイントもついていることから、現代CBに必須の持ち上がるプレーも期待できるのでは、と見ています。心配なのはケガだけだね…

千田も(このデータからは見られませんが)空中戦はJ2では無敵という好選手ですが、この手の武闘派CBは、足元のスキルを求める我がクラブでは適応に一定の時間を要する、と思ってます。実際、秋田のチームスタイルが如実に反映された結果、パスのCBPはかなり低めだし。

あと、は相変わらずデータ上では高スタッツですよね。ただし、彼は守備面のスキルは高く、効果的なパスも通せる選手ですが、決してスピードがあるタイプではないので、城福サッカーに合うかというとやや疑問符がつくし、その点スピードのある山越のほうがチャンスはありそうだよね、とか思うわけですが、その辺の感覚は数字からは見えてこないですよね。難しい。

RSB

何といっても、注目株は新加入の宮原でしょう。J1でもまだまだ通用するであろうタレントであり、昨年はJ1の舞台でも圧倒的な奪取ポイントを稼いでいます。彼の加入によって、守備のクオリティがアップするのは間違いないでしょう。

ただ、注意点は、彼のオフェンス面での貢献度の著しい低さ。彼に関しては、2022年のみならず、2021年シーズンのCBPも併記したのですが、2シーズンともドリブル・クロス・シュートでのポイントはほぼ0です。もちろん、ハセケンの戦術的に、SBは絞って守備する機会が増えており、攻撃参加の回数が限られていた面を考慮する必要がありますが、さてヴェルディではどうなるか。何なら3バックのストッパーのほうがいいのでは?とすら思えてくる。この点は彼とポジションを争う深澤にも同じことが言えますね。似たタイプの2人なので、チーム戦術を考えるうえで計算はしやすいかもしれませんが。

LSB

さて、逆サイドのRSBが守備的なキャラクターであることをふまえると、こちらにはよりオフェンシブなタイプを置きたいところ。その点、昨年ルーキーながら堂々たるプレイを披露した加藤蓮が1stチョイスになるのは間違いないかと。彼の大きな特徴はシュートポイントの高さ。セットプレーのみならず、流れの中でもゴール前に顔を出せる嗅覚の持ち主なのは面白い。あとはクロスやドリブルでの仕掛けをさらに増やしてほしいですかね。昨年復活を遂げた奈良輪に関しても、同じくクロスでのチャンスメイクを期待したいところ。あと、彼やアルハンに関しては、ボールを奪いきる力ももっと求めたいですね。

CMF

10番を背負うテクニシャンであり、城福スタイルにもバッチリ適応済の森田が軸となるのは間違いない。じゃあその相方は誰?というと話になるのですが。

まず、馬場の引き抜きはやっぱり痛いですよね。難度の高い縦パスを通す場面も多々あり、昨シーズンは「パス」のCBPがチーム1位だった選手です。もちろん奪取の値も高く、彼が残っていれば森田&馬場で中盤の底は安泰とまで言えたのですが、いなくなってしまったものは仕方がない。

面白い変化を見せているのが、ベテランの加藤弘堅。一昨シーズンと比べ、「シュート」や「ドリブル」のCBPが増えています。とりわけシュートの増え方ヤバイ。本人のTwitterにもあった通り、城福監督からBox to Boxの動きを求められたがゆえんなのでしょうが、それをちゃんと実行できるのが彼の凄みですよね。森田の相方にもなれるし、代役にもなれそう。

新加入の齋藤は、170cmというサイズ面から考えても、森田の相棒というよりは、ライバルとなる存在かなあ、と。上でもちょっと書きましたが、彼の特徴はシュート・ゴールのポイントの高さだと思っていて、2~2.5列目での起用の方がより真価を発揮しそうなのですが、奪取の値も昨年はかなり高く、3列目での起用もぜんぜんいけそう。ただ、森田とのドイスボランチはリスクありすぎる(笑)

さて、奪取ポイントで高い数値を残していたのが、ルーキー組の稲見西谷。共に出場時間は500分前後しかないですし、稲見はRSB、そして西谷は手薄なポジションを色々と任せられていたため、あくまで参考記録でしかないですが、ことプレー強度という点においては、意外とすんなりプロの世界に馴染めた印象。あとは攻撃面での関与をどれだけ上げられるかで、今年のルーキー綱島との序列争いは決まってくるでしょう。

RSH/LSH

まず、絶対的な軸となるのが梶川バスケスバイロンの2人でしょう。前者は残留した面々の中で「パス」の値が1位であり、後者は「ドリブル」が1位(一応さらに上に橋本がいるのですが、出場時間が極端に短いので除いてます)。「カジが本当に4-4-2のサイドハーフが適任なのか問題」は燻っているものの、今年もチャンスメイクは彼に頼ることになるでしょう。繰り返しになりますが、同じような役割を期待して、齋藤をサイドハーフで起用するのも、俺はアリだと思ってます。

CBP見るとよくわかりますが、バスケスバイロンのスタッツは文句なしですね。ドリブルに加えクロスのポイントも高く、極めつきはシュートポイントが突出している点。決定力を表すゴールのポイントだって悪くない。フィニッシュまで完結できるドリブラーは本当に貴重です。

ただ、昨年試合に多く出ていたメンバーの中で、ドリブラータイプがバスケス杉本しか残っていない点は、少し不安。

そういや、俺は一昨年の数字を見て杉本を酷評してました(同い年の愛ゆえだよ!)が、昨年はクロスとドリブルの値にかなりの改善が見られました。ただ、元来シュートは積極的に放つけど、そこまで決定力が高いタイプではなく、昨年のゴールポイントはやや上振れ気味にも見えます。それこそ、18歳の橋本が急激な成長を見せたら、杉本とのポジション争いなんて展開も全然あり得ると思ってますし、大卒ルーキーの持つスピードにも期待大。あと、CFの新戦力にめどが立てば、河村もサイド起用が主になるかもしれないね。

ダークホースは、アビスパから期限付きで加入した北島でしょうか。もともとドリブルを得意とする選手であり、昨年のJ1でのCBPでも(300分のみですからあくまで参考記録ですが)高い奪取ポイントを記録するなど、城福監督好みのプレイヤーの可能性は高いです。しかもプレースキックも強みらしいとなると、本当に楽しみな存在。

CF

一番どうなるか読めないポジション。だって、昨年試合に出てたの、河村だけなんだもん。

河村に関しては、仮にFWとして使われるのであれば、やはりもっとシュートが欲しい。チームへの献身性と熱いハートは誰の目にも明らかですし、決して巧さはなくとも馬力のあるドリブルで相手守備陣をぶち抜ける選手なので、より点を奪うための気迫溢れるプレーが見たいところです。

昨季の合計出場時間はわずか185分とはいえ、その中で3ゴールと鮮烈な印象を残したのは、ベテランFWの阪野。実際、プレー時間が短く、かつPKを蹴ったことによるかなりの上振れを考慮しても、シュート・ゴールともに高いCBPが出ています。アキレス腱の断裂を乗り越え、彼がいよいよトップフォームを取り戻した、となれば、FWの軸は定まるかもしれません。

それと、忘れちゃいけないのが、一昨年のJ2日本人得点王、小池純輝。昨年の記事で書いた通り、もともと彼のプレースタイルは得点以外の貢献が極端に低いプレースタイルではありますが、昨年はそれに加えゴールポイントも大幅に下がっており、決定機を決めきれなかったこともわかります。とはいえ、シュートポイント自体はかなり稼げており、嗅覚は衰えていないことが伺えますね。現実的に考えて、4-4-2のSHでの起用はかなり厳しいことが予想されるので、今年は2トップの一角での起用かな、と思ってます。はたまた4-2-3-1のサイド?

ってか、見てて気づいたけど、昨年J3の相模原に武者修行に出ていた松橋、攻撃ポイントが少なくて、シュート・ゴールポイントが高いの、師匠のエーコにそっくりですね(笑)

もちろん、新加入のマリオエンゲルスについては、別記事を書いたように、前線の核となりうる存在だと思ってますし、大卒ルーキーの山田佐川のポテンシャルにも期待大なわけですが、今回はあくまでFootball Labから見るスカッドの話なので、データのない彼らの話は割愛せざるをえません。ほんと、昨年と対照的に「誰が点を取るか」については、未知数な部分が多すぎるよね…(笑)

例えばここにJでの実績も豊富な助っ人がいれば、いや、そこまで贅沢は言わなくても、せめてJ2をよく知るブラジリアンFWがもう1人くらい来てくれれば・・・

 

 

 

あれ・・・そういやそんな男が・・・

 

 

 

 

すぐ半裸になって己の肉体美を誇示しがちなガチムチアタッカー、
ジャイルトンパライバ

 

 

【おまけ】

ヴェルディのデータを見てるだけじゃダメだ、ということで、昨年のJ2の1~6位のチームについても、個人CBPを引っ張ったうえで、あれこれ眺めてみた。上位進出に大きく貢献した選手や個人昇格していった選手なんかは、やはりデータで見てもかなりの数値を叩き出している選手ばかりなのだけど、じゃあどんな選手をどう揃えたら勝てるのか、っていう大事な点については…。結論、やっぱわからん。誰か詳しい人、色々教えてほしい

アルビレックス新潟。優勝おめでとう

横浜FC

ファジアーノ岡山

ロアッソ熊本

大分トリニータ

モンテディオ山形


では。



 

東京ヴェルディの新たなエース候補、マリオ・エンゲルスとは何者か?

ルーキーイヤーから2年連続13ゴールをマークした、エース佐藤凌我を失った東京ヴェルディ

地元クラブであるアビスパ福岡への凱旋を選択した彼の穴はとにかく大きいが、その代役として期待されるのが、新外国人助っ人の”マリオ・エンゲルス”だろう。

 

クラブにとっては初のドイツ人助っ人(だよね?)。近年では、監督の持つコネクションを活かし、スペイン人のカルロス・マルティネスやセルビア人のネマニャ・コイッチを獲得したことはあったが、それでもヴェルディは伝統的に”ブラジル人”のクラブであり、このような毛色の違う移籍劇は非常に興味深い。

 

彼がどのような選手であり、どのようなキャリアを歩んできたのか、僕のわかる範囲で調べてみた。

なぜこんな記事を書いているのかというと、愛する我がクラブが意欲的な助っ人獲得に踏み切ったことが嬉しいからだし、なにより、彼は僕と同い年なのだ。親近感。たぶん今年は彼のユニ買うわ。

 

まずは、プロフィールから。情報は主にTransfermarktから引用。

Mario Engels - Player profile 2023 | Transfermarkt

【生年月日】1993年10月22日

【身長/体重】184/74

【出身地】ドイツ・トロイスドルフ出身

【利き足】右

【所属歴】

【市場価値(Transfermarkt)】450 k €

 

さて、彼のプレースタイルを窺い知るには、この動画を見るのが一番手っ取り早い。

動画を見る限りの感想でしかないが、184cmと上背はそこそこあるものの、彼の特徴は高さやポストプレーではなく、ゴール前でのボールの引き出し方の巧みさや、そのスピードを活かしたカウンター時の推進力にあるように思える。

フィニッシュワークも冷静だが、エリア内で勝負をするポーチャータイプではなく、サイドに流れてボールを引き出して、周りを活かすこともできるタイプのようだ。足元のスキルも悪くなさそう。

良く言えば万能型、悪く言えば器用貧乏な感じには見える。事実、彼のキャリアにおいては、純然たるセンターフォワードよりも、サイドアタッカーとして起用されることの方が多かったようだ。これでもう少し高さやパワーでゴリ押しすることもできるタイプであれば、今頃彼の居場所はブンデス1部の中堅クラブ―それこそ彼がアカデミー時代を過ごしたFCケルンとか―だったかもしれない。

鋭いプレッシングからチャンスを作るシーンも見られるが、90分守備意識を高く持って走ってくれるようであれば、必ずやそのようなタイプを好む城福監督の1stチョイスとなるだろう。

なお、直接FKからゴールを奪うシーンもあり、プレースキッカーが決して豊富とは言えない今のヴェルディでは貴重なスキルになるかもしれない。

 

ちなみに、サッカークラブシミュレーションゲームである「Football Manager」の最新作における、彼の能力はこんな感じ。

既に皆様よくご存じのように、本ゲームの能力値は欧州プロクラブのスカウトチームが参考にするほどであり、彼のプレースタイルを事前に学ぶ一助にはなると思う。ちなみに、Football Managerをもしご存じない、という方がいらっしゃったら、騙されたと思って一度触れてみてほしい。楽しいよ。長ったらしいこの記事の中で、俺が真に伝えたいのはこの点である

FM内の能力にて特筆すべきは、”MENTAL”の項目における”Work Rate”=”運動量”の高さ。この項目が高い選手はチームのために走れる選手である。”Aggression”=”積極性”や”Determination”=”勝利意欲”もなかなかの数値なところを見ると、チームのために闘える熱いアタッカーであることが透けて見える。ポジショニングや判断力が微妙と評価されているところはあまり見ないようにする。

”TECHNICAL”の項目を見ても、クロス・ドリブル・パスはまずまずの値であり、足元の巧さもありそう。一方、”Finishing”=”決定力”はFWとして凡庸な数字に留まっており、ヘディングも不得手な部類に入りそう。こう見ると、やはりサイドの選手か?FKとかCKは蹴れるっぽい。

身体能力を表す”PHYSICAL”の項目に目を向けると、”Pace”=”スピード”に加え、”Acceleration”=”加速力”と”Agility”=”敏捷性”の数値が高く、やはり彼の武器はこの点のようである。速くて巧いアタッカーは一定の成功が約束されている気がするが、実際にはどうか。スタミナもまずまずありそう。

 

さて、彼の歩みを振り返るために、いくつかの記事を翻訳してみた。

まずはこちら。2019年3月8日の記事。彼の少しユニークなキャリアが、この文章から見えてくる。

マリオ・エンゲルスにとって、今はとにかく順調な時期だ。オランダの2部リーグで、彼は得点ランキングのトップに立っている。27試合で、この25歳は22ゴールをマークしている。彼はさらに9ゴールをアシストした。

(中略)

マリオは、FCケルンの伝説的な選手の息子である。父のステファン・エンゲルスは元ドイツ代表選手で、ブンデスリーガで236試合に出場し、優勝カップも獲得している。

彼の息子のキャリアもまた、ケルンのユースで始まったことは言うまでもない。しかし、この攻撃的なプレイヤーはトップチームで活躍することができず、最終的にFSVフランクフルトに移籍した。

「フランクフルトでのプロ1年目は、本当にいいシーズンだった」とエンゲルスは振り返る。その活躍ぶりは、すぐにSCフライブルグの興味を引くことになった。しかし、結局移籍はなかった。「フランクフルトが僕を手放さなかったからね」

2年目のシーズン、フランクフルトではすべてがうまくいかなかった。FSVはうまくいかず、Benno Möhlmannが監督を解任された。エンゲルスは新監督のTomas Oralの下ではもはや安定した地位ではなかった。

シーズン終了後、フランクフルトは3部に降格し、若い才能は2部に残ることを望んだが、2部のクラブとの契約は最後の最後で破談になった。
「その時、僕は思ったんです。さあ、とんでもないことをやってみよう、ポーランドに移籍しよう」とエンゲルスは言う。

スラスク・ヴロツワフでも、このウィンガーはうまくいかなかった。短期間で、彼を連れてきたコーチは解雇された。「新しいコーチはポーランド語とスペイン語しか話せなかったんだ」とエンゲルスは語った。

結局、彼は再び蚊帳の外となり、シーズン終盤に少しだけプレーする機会を得ただけだった。「シーズン最後の3試合で3ゴールを決めることができたのはラッキーだった」と彼は語り、それが最終的にローダの目に留まることになった。

父ステファンは、Huub Stevens(05‐07ローダ監督)と面識があり、最終的にオランダへの移籍を手配してくれた。

エンゲルスは、すぐにそこで安住の地を得た。1年目は1部リーグから降格したが、2年目には念願のブレイクを果たした。

(中略)

エンゲルスには、まだ遠い将来の夢がある。父親の跡を継ぎたいのだ。「小さいころにそこでプレーして、子どものころはいつもスタジアムにいました。いずれにせよ、いつかFCケルンでプレーするのが夢なんです」

まだまだこれからとはいえ、エンゲルスはここ数ヶ月のキャリアで、再び自信を持って将来を見据える勇気を得たようだ。

近年の回り道が、彼を正しい道へと導いている。「ポーランドでは、自分について考える時間がたくさんあって、そこで人間的に大きく成長できた」と25歳の彼は言う。

辛い時期には、親友であるYannick Gerhardt(現ヴォルフスブルク)とMitchell Weiser(現ヴェルダーブレーメン)が頼みの綱だった。「彼らはこう言った。自分を信じろ、すべては自分を強くするためにあるんだ。そして、その通りになったんです」と振り返る。

エンゲルスは戦い抜き、今、野心的な未来に直面している。「あの時、下を向かないでよかったと、今になって思うんです」

 

まず、この記事にもあるように、彼は父親が元西ドイツ代表のサラブレッドである。Transfermarktだと、彼のエージェント欄に父親のステファン氏の名前があったけど、本当だろうか?

(ここから先、Transfermarktだけを頼りに、彼がどのような起用をされてきたのかを補足情報として記していく。映像もろくに見ていない人間の文章なので、その辺は何卒ご容赦願いたい)

14/15シーズン、彼は21歳でドイツ2部で26試合2G7A。なかなかの有望株だったといえるだろう。ただし、翌15/16シーズンは、4-4-2へフォーメーションを変更したチームにおいてポジションを失っている。

ちなみに、FSVフランクフルトでの起用ポジションは、主に4-2-1-3のRWG(19試合)もしくはLWG(13試合)、稀にAMFだったようだ。

心機一転ポーランドで迎えた16/17シーズンも、シーズン前半は出場機会がなかったが、中盤からはRWG及びLWGで起用され、最終節では4-2-1-3のRWGで2ゴールをマークしている。

 

そして、オランダの地で彼は自身のキャリアハイを迎える。

ローダJCでの活躍については、もう一つ記事があった。2019年3月24日。先程の記事とほぼ同時期である。

(前略)

「もちろん、このシーズンには満足している。これだけのゴールとアシストがあれば、いいシーズンだったと言えるでしょう」とエンゲルスは控えめな笑みを浮かべて言う。今シーズンの公式戦32試合で、すでに24ゴール10アシストを記録している。ローダでの1年目である昨シーズンとはかなり対照的だ。エンゲルスは11回先発出場し、2ゴール3アシストを記録したに過ぎない。

「ちょっと驚きましたね。でも、シーズンのスタートはうまくいったし、それから全試合で得点するという目標を自分に課したんです。そのために一生懸命働いているし、チームの役に立てれば最高」

昨シーズン、ローダがエールディビジから降格した後、エンゲルスの状況は一変した。この25歳のドイツ人は、1年前は主にウイングアタッカーや攻撃的MFとしてプレーしていたが、今年は前線の中央でより多くの役割を担っている。

「FCケルンのユース時代もこのポジションでプレーしていましたし、ここでもベストを尽くせると思っています。監督が僕をこのポジションに置いてくれたことが嬉しいですね」彼は言う。

「それに、昨シーズンは今のような自信を得ることができなかった。サッカーでは時々、そういうことがあるので、うれしいです。僕は自信を必要とする選手なんです、今まで何度かそう言ってきたけど」

「ローダに来た時はエールディビジでプレーしていました。エールディビジでプレーしたかったんだ。降格した後、父やクラブ、監督と一緒に残留を決めたんだ。多くの試合に出場したかったし、今の状況にも満足している。残留して正解だった」とエンゲルスは続ける。

ローダは2017年夏、ポーランドのスラスク・ヴロツワフからフリーで彼を獲得した。FSVフランクフルトや1.FCケルンのユースアカデミーでプレーした経験を持つエンゲルスは、東欧で1年間を過ごした。オランダ2部での優れたパフォーマンスにより、このアタッカーは現在、様々なクラブで脚光を浴びている。

(中略)

「例えば、新しい監督が来たときなど、サッカー界では物事が一瞬で変わることを知りました。そういう経験が僕を強くしてくれたし、僕は常に自分を信じてきた。だから、今、いいシーズンを送れているのかもしれません」

(中略)エンゲルスがローダで自分の居場所を見つけるには、少し時間がかかった。「エールディビジでのプレイは特に自分に合っていると思います。なぜなら、そこではより多様なサッカーが展開されるからです。オランダ2部では、よりロングボールのプレーが多く、試合はもう少しフィジカルです。(中略)僕はスペースを必要とするアタッカーでもあります」

うまく訳せないところは端折ってます、すみません。

彼自身の言葉にもあるが、やはり彼のプレースタイルは、前線のスペースを自慢のスピードで突いていくものであり、肉弾戦上等のキックアンドラッシュみたいなサッカーは不得手のようだ。

ローダでの1年目(エールディビジ)17/18シーズン、やはり彼はRWG(5試合)及びLWG(12試合)での起用がほとんどであったが、2部降格後の18/19シーズンでは、主に2トップの一角として起用され、最終的に34試合24ゴール11アシストと大暴れ

CFでの起用が彼の才能を完全開花させたという事実、これは東京ヴェルディが今季どう戦うのかという点においても示唆的かもしれない。

ちなみに、この記事には、ファンからのこんなコメントが残されていた。

”彼は本当に仕事熱心な選手だ。トップクラスではないかもしれないが、腕まくりをしてチームのためにすべてを捧げようとする選手”

 

自らの市場価値を大いに高めた彼は、その後自分のキャリアを再度母国ドイツに求める。2019年5月24日の記事。彼の新天地がドイツ2部のSVサンドハウゼンに決まったという内容だ。

ローダJCケルクラーデは、マリオ・エンゲルスをドイツのSVサンドハウゼンに移籍させ、両クラブは公式チャンネルを通じて連絡を取っている。

25歳のストライカーは、同クラブと2年契約を締結した。昨シーズン、ローダで得点王を獲得したエンゲルスは、ケルクラーデで契約満了を迎えていたため、フリーで母国へ戻ることになった。

公式戦37試合で25ゴールを挙げたエンゲルスは、ローダで素晴らしいシーズンを過ごし、それが注目されなかったわけではない。エールディヴィジのいくつかのクラブがこのドイツ人ストライカーの獲得を希望し、またブンデスリーガからも必要な関心が寄せられた。エンゲルスは最終的に、昨シーズン、2部で15位だったSVザントハウゼンに移籍することになった。

(中略)

「オランダでの2年間を経て、再び2.ブンデスリーガでプレーできることを嬉しく思います」と、エンゲルスはサンドハウゼンのホームページで語っている。

(中略)

「マリオが私たちを選んでくれたことは、とてもうれしい。私は、私たちの共通の過去を通して、彼のキャリアを辿ってきました。彼は多才で、攻撃の様々なポジションでプレーでき、スピードもあります」と、かつてFSVフランクフルトでエンゲルスと仕事をしたsporting directorのMikayil Kabacaは語った。

Uwe Koschinat監督もこのストライカーをよく知っている。「彼が17歳のときプレーしているのを見たことがあるんだ。ここ数年、彼は海外で経験を積んでおり、それは若い選手にとって有益なことだ」

 

残念ながら、ドイツでの2度目の挑戦は、どうやら彼にとって満足いく結果をもたらさなかったようである

19/20シーズンの当初、4-2-1-3のLWG(7試合)、もしくは4-3-1-2等のCF(4試合)として出場機会を得ていた彼だが、秋を過ぎると徐々にベンチを温める機会が増え、最終的にはハムストリングの負傷等もあり、尻すぼみで1年を終えたようだ。この辺の記事も訳したかったのだが、見つからず申し訳ない。

 

その後、彼は自らの名声を高めたオランダの地に舞い戻る。現在元横浜FCの斉藤光毅が所属していることで日本でもお馴染み、古豪スパルタ・ロッテルダムが2年(+1年?)契約で彼を獲得した。

20/21シーズン、前半戦では4-2-1-3のAMF(5試合)・LWG(12試合)、あるいは4-4-2のCF(9試合)としての起用と、新天地でもやはり彼のポジションは多岐にわたった。スターティングメンバーに名を連ねることは多かったようだが、残念ながらCF起用の際には1ゴールも奪えていない。リーグ終盤の7試合はLWGでの起用となっている。

21/22シーズンの前半戦、基本的に2トップで固定されたチームにおいて、彼は一貫してCFの控えという位置づけだったようだ。12月に入ると彼はCFとして先発に返り咲いたが、その間のゴールはまたも0。シーズン終盤の4月にはハムストリングの故障で戦線離脱しているが、幸いにも軽症だったようで3試合休んだだけで再復帰。最終節のヘラクレス戦では、わずか11分の出場ながら、シーズン初ゴールをマークしている。

22/23シーズンを迎えた時点で、彼の契約期間は残りわずかであり、ベンチを温める機会が前の2年間と比べても明らかに増えている。出場した9試合もすべて途中出場だったが、合計するとわずか43分で、彼は1ゴール1アシストをマークしている。

2022年12月7日の記事。

スパルタを去ることはすでに周知の事実であったが、これでマリオ・エンゲルスの去就は最終決定となった。日本2部リーグの東京ヴェルディが、29歳のドイツ人を最新の加入選手としてSNSで紹介している。

ワールドカップ中断前最後の試合、スパルタ-FCトゥエンテ(1-1)で、マリオ・エンゲルスがスパルタのベンチに入るのは最後となり、フリーでクラブを去ることはすでに明らかだった。

このクラブは2年前、FCサンドハウゼンからエンゲルスを獲得した。特に最初のシーズンは、この29歳のアタッカーは定期的にポジションをあてがわれていた。しかし、昨年、Maurice Steijnが監督に就任してから、エンゲルスの状況は改善されなかった。今シーズンは、エンゲルスは一度もスタメンに入ることができず、短い時間での途中出場を余儀なくされた。

その労働意欲の高さによってスパルタでも目立つ存在だったエンゲルスは、"ヘト・カスティール"(スパルタの本拠地。オランダ最古のサッカースタジアム)のカルトヒーローに成長した。出場時間が限られていたにもかかわらず、このドイツ人はサポーターの間で非常に人気があった。熱狂的なファンは、彼が攻めあがる際に必ず大きな喝采で彼を迎えた。

(後略)

 

そして、彼は新たな挑戦の場として、奇しくもスパルタと同じく”古豪”とも称される極東のクラブ、東京ヴェルディを選んだ・・・

 

さて。

どうなんですかね、こう見ていくと、彼が最も輝く場所は、昨シーズン後半の2トップの片割れだと思うんですが、いかがでしょう。

佐藤凌我や染野のように色々なタスクを課してもよさそうですし、河村のようなプレッシングFWもいけそうです。

ただし、かつてのドウグラスヴィエイラのように、1トップに置いてポストプレーや高さを求めるのは向いていなさそうです。とりわけウチの若い衆は、苦しくなってもとりあえず前に蹴れば、デカいFWが何とか収めてくれると思い込んでいる節があるようですが、そのような起用法だと彼も苦しむ気がします。

もちろん4-2-3-1のLWGで起用するのも面白そうです。その場合役割が被るのは小池純輝杉本竜士でしょうか。

 

何より、彼のキャリアを掘り下げていくと、彼の持つ熱いキャラクターや、チームへの献身的な振る舞いが、ファンから支持されてきた過去が見えてきます。

彼にとっては、初めて欧州を離れ、未知の世界に飛び込むわけですが、おそらく彼はJリーグ向きの選手なんじゃないですかね、プレースタイルもキャラも。

キャリアとしては下り坂の中やってくるとはいえ、ローダで見せた輝きを再度取り戻し、ヴェルディをJ1に導いていただきたいものです。俺たちもスパルタの熱いサポに負けないくらい、彼への声援を送りましょう。その行為が、彼が活躍するにあたって必要な”自信”をもたらすでしょうから。

 

去就が不透明な選手にやきもきするよりも、来るのがわかっている未知の存在に思いを馳せる方がよっぽど有意義かと思い、こんな記事を書いてみました。

誤訳・誤情報等ありましたら、ご指摘いただければ幸いです。

 

では、今年もよいヴェルディライフを!

 

年の瀬に、音楽の話でも'22

去年もやったので。毎年恒例にしようかな、と。

今年もApple Musicの「REPLAY」機能で、2022年に聴いた音楽を軽く振り返ろうと思う。

 

「三つ子の魂百まで」という言葉があるけど、こと音楽の嗜好に関して言えば、中2の魂百まで、だよなあってのを深く実感するこの頃である。

今年もそこそこ色々なアーティストを聴いたけど、結局どこかに自分が中学生のころ聴いてた音楽(レミオだのスピッツだのXだのマイケミだの)の空気感を求めてしまう自分がいる。

 

ってか、そういう調査結果もあるくらいなんですね。今調べて知りました。

 

そういう意味では、例えば4s4kiのような”ハイパーポップ”と括られるアーティストの音楽からは、エモトラップと同じく00年代エモロックへの敬愛を感じるし、

(自分はほとんどアニメは観ないのだが)”チェンソーマン”や”ぼざろ”らへんの話をちらっと聞いたり、この前やってたドラマ"Silent"なんかを見たりしていると、

00年代カルチャーの中で感性を育まれた我々世代の人間が中心となった(であろう)作品が、いよいよメインストリームになってきたなあ、などと思ったりして、

なんというか、俺のようなアラサー人間にとっては、ちょっと生きやすい世の中だったりします(笑)

ま、今が旬ということは、もう少ししたら俺たちが完全に通ってこなかったカルチャーが主流になり、時代に取り残された我々は無事強制退場という憂き目にあうことだろうから、そうなる前にもっともっと現在のカルチャーを目一杯楽しむ時間を、意識的に作ろうと思う。別に音楽に限らず、小説も映画もドラマもゲームも。仕事が忙しい、って言い訳は、なるべくなしにして(笑)

 

さて、今年聴いたアーティスト10傑は、こんな感じでした。

 

10位:Imperial Circus Dead Decadence

高校生の頃にひたすら聴いてた。エロ漫画家が奏でるゴリゴリに耽美なデスメタル。11年ぶりのフルアルバムでしたが、年を重ねてもしっかり厨二していて最高でしたね♰♰

9位:JIGDRESS

ちょうど島本理生の”ナラタージュ”という小説を読んでいる時に、Apple Musicから彼らの曲が流れてきたのだが、小説の登場人物の不安定な心情に重なるようなセンチメンタルさがとにかく刺さりました。

8位:宇多田ヒカル

彼女のような存在が、ここに来てキャリアハイレベルの作品を世に産み落としてくる、というのは、本当に刺激になりますよね。”BADモード”、素晴らしいアルバムでした。

7位:スピッツ

20年近くずっと聴いてます。ジジイになっても聴いてると思います。サブスク解禁に伴ってREPLAYにもランクイン。そろそろライブも行きてえなあ。ちなみに、一番好きなスピッツの曲は”冷たい頬”です。

6位:Lil Peep

こちらもデビューしてからも逝去してしまってからもずっと大好きなアーティストなのですが、今年特に聴いたのには理由があって。

今シーズン序盤、ヴェルディが好調だったころ、「本気で今年は昇格行けるんじゃねえか」と思ってて、もし昇格した暁には、この曲を聴きながら号泣してえなあ、と思ってた曲が”I've Been Waiting”でした。ええ、現実は涙も出ない結果ですよ、クソが。ヴェルディサポには刺さるんじゃないですかね、この歌詞…。

5位:Beach House

ドリームポップの大御所。僕はシューゲとかドリームポップを轟音で流しながら、酒を片手に小説を読む時間がたまらなく好きなのですが、今年は彼らの新譜”Once Twice Melody”がそのお供でしたね。


4位:Astronoid

今年最大の発見が彼らの音楽だったかも。結成は2012年とそこそこのキャリアのあるバンドですが、伝統的なメタルの様式美を、現代の感覚で煌びやかに鳴らす、そのセンスが見事です。中学でエモにハマり、高校でメタルに目覚め、大学で拗らせシューゲイザーを聴いてきた俺のような人間、他にもいるでしょ?撃ち抜かれますよ。


3位:明日の叙景

メインコンポーザーの方が同じ大学の1学年上なので、結成当初からその存在は知っていました。もともと日本のバンドにしか鳴らせないような、じっとりとした空気感をまとった唯一無二のブラックメタルを奏でていましたが、最新作”アイランド”では、そこからさらに脱却し、”日本の夏によく似合う爽やかなポストブラック”という、もう何が何だかわからない、けど聴いてみるとそれも納得、という、驚きの音を作り上げました。これからのさらなる進化が楽しみです。

 

2位:4s4ki

国内/海外含め、今一番カッコいいと思える女性アーティストです。

多分もっと尖った曲も、あるいはもっとメインストリームに訴求しうる曲もどちらも書けるんだろうけど、あえてどちらにも振れないギリギリのバランス感覚が見事だと思うし、その立ち位置に憧れる・救われる聴き手も多くいるんじゃないんですかね。

1位:PK shampoo

今年は俺にとってPKの年でした。ふと時間を見つけては彼らの曲を聴いていた。

まだそんな年齢じゃないだろう、と自分を嗜めつつ、それでも無性にノスタルジーに浸りたくなった時、彼らの曲がその気分を満たしてくれました。

こういうひねくれた青臭さというのは、何歳になっても心のどこかに持っておきたいものですね。


さて、今年もヴェルディはJ1に戻れず、ベイスターズも優勝できなかったわけですが、

それでも、自分と妻が穏やかに1年を過ごすことができたので、いい年でした。

・・・そりゃどちらかが優勝してりゃもっといい年だったけどな!!まあそこは来年に期待するわい!!!

 

皆様もよいお年をお迎えください。

1年間ありがとうございました。また来年もよろしくお願いします。

 

では。