緑がちる

緑はいつか散ります。でもまた実るものです。ヴェルディ&FM日記(予定)

「悲願達成」Football Manager日記 Vol.20

やりました。

 

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ついにやりました。

 

東京ヴェルディ、2021シーズン(in緑がちるのFootball Manager世界)、

念願のJ1昇格でございます!!!

 

しかも。

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J2優勝という立派なおまけつき!!!

 

かつては名門と謳われた我がヴェルディも、

最後にJ1で戦ったのは、もう13年も前のこと。

あの2008年J1最終節、千葉が大逆転を果たしたという情報が入り、

血相を変えて「落ちる!落ちるぞ!」と親指を下に向けながらピッチに叫ぶ柱谷監督の姿は、

今でも昨日のことのように、鮮明に覚えています。

あのとき受験勉強もそこそこに、悲しみに暮れるチームをテレビの前で呆然と見ていたガキも、

今では立派なアラサーとなってしまい、こうしてブログなんかを綴ったりしてます。

 

余談ですが、当時の僕はまだインターネットもあまり使わず、周りにもヴェルディを応援しているなんて人はおらず、という状況だったので、

降格にまつわるチームのゴタゴタっぷりを知ったのは、そのちょっと後、2010年の「SAVE OUR VERDY」あたりになります。

あの時はW杯の興奮も冷めやらぬ中、自分の中でのサッカー熱もピークを迎えていた時期であり、

暇さえあればウイイレサカつくに励み、夜更かしして海外組の活躍をBSで見届け、ブックオフでサカマガやWSDのバックナンバーを購入し、通学時間には"fuori-classe"というサイトで情報収集をしていました(笑)

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今でもたまに使ってます、フォリクラ。

http://www.fuoriclasse2.com/

ヴェルディの消滅騒動についても、あることないこと色々書かれているのを目にしながら、

「上等だ、それでも俺はこのチームを愛しぬいてやろう」と決心したのを覚えています。

ふふ、僕ドM。

 

・・・んまあ、現実のヴェルディは今年も厳しいシーズンとなっていますが、

ゲーム内では立派に昇格&タイトルゲットということで、まずは一安心です。

この日を待ちわび待ちわび待ちわび尽くした僕のようなサポーターたちも、悲願達成に狂喜乱舞していること間違いなし!

 

さて、その歓喜の瞬間を振り返っていきましょう。

 

まずは第39節、アウェイで5位大宮との大一番。

前回

「逸材、加入」Football Manager日記 Vol.19 - 緑がちる

の最後でも言及した通り、ヴェルディは残り4試合で勝ち点1でも取れば、事実上昇格が決定します。

とはいえ、今節は昇格を争う大宮との直接対決。死闘となるのは必至でしょう。

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夢を託したのはこのイレブン。俺らで決めようぜJ1昇格。

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キックオフ!!

前半はまさしく意地と意地のぶつかり合い。

6分、

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大宮RSB馬渡が裏に放り込み…

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RWG黒川が絶妙なトラップからのシュートを狙うも…

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LSBアンカズが決死のタックルで難を逃れる。

ちなみに、福村の陰に隠れ今シーズンあまり出番のなかったLSB安在ですが、

福村が「重要な試合を楽しめない」という特徴持ちなこともあり、今節は彼の起用に至っています。

この特徴を持った選手を多数抱えていると、終盤戦にいきなり勝てなくなったりするんですよね。

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25分、大宮CFW中野のシュートを体ごと投げ出して防ぐボニさん。

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40分、若狭の侵入を豪快なタックルで阻む大宮LSB河面。

前半はやや大宮ペースも、ヴェルディも粘り強く応戦し、スコアレスで折り返します。

 

そして、エンドが替わり後半、ついに試合が動きます。

48分、

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大宮の巧みなパスワークから、LSB河面が抜け出し…

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低い弾道のクロスの先には…

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大宮の10番、黒川!!

この大事な場面で、下部組織からの生え抜きである彼がゴールを奪う。

ナクスタが特別な歓喜に沸いた瞬間でしょう。

大宮1-0東京V

 

しかし、その喜びの声も、わずか3分足らずですぐに静まることになります。

51分、

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RWG藤本からの魔法のパス…

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完璧に合わせたのは、新星石浦

シーズン終盤で覚醒を果たし、そのままポジションを掴んだ彼。

彼のもたらした勢いで、一度手放しかけた主導権をすぐに取り返します。

大宮1-1東京V

 

その後は徐々にオープンな展開に。

お互いカウンターの応酬からフィニッシュまで持ち込むも、あと少しゴールが遠い。

このまま終わるかと思われた、85分。

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途中出場のRSB立花が強気に仕掛ける…

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彼の意表を突く短い折り返しに、2列目から飛び込んだのは佐藤優平!!

ループ気味に柔らかく蹴り込まれたボールは、GKクリャイッチの手をかすめ、ゴールイン!!

土壇場でヴェルディが逆転に成功します!

大宮1-2東京V

 

攻めるしかない大宮。

そんな状況が招いた焦りからか、最終ラインで櫛引が不用意なパスミス

ボールを掻っ攫った山下が倒され、ヴェルディがPKを奪取。

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この男は外さない、加藤弘堅が冷静に右隅へボールを流し込む。

決定的な3点目を奪います!!

試合はこのまま終了。

大宮1-3東京V

 

そしてこの瞬間、東京ヴェルディの4位以内が確定し、

J1昇格が決まりました!!!

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ロッカールームも大盛り上がり。

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大宮の攻撃の芽を摘みまくった平&ボニが好評価。

大宮にとっては、互角以上の闘いを見せたことを考えると、痛恨の極み。

とはいえ、2位の山形が京都に引き分け、3位の磐田は千葉に敗戦したので、

首の皮一枚繋がった状況です。4位の長崎は勝ったけどね。

 

さて、今度は優勝がかかった1戦となります。

第40節、ホームでジュビロ磐田戦。

昇格を決めたチームを一目見ようと、味スタには大勢の観客が・・・と思ったら、

入場者数8,442人で草も生えない。なんというか、もうちょっと盛り上がろうよ東京人。

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マテウスが戻ったら、これが現状のベスト布陣かな。

この試合、

前半3分にあっさりPKを献上し失点しますが、

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さすがのヤットさん。

33分にCDFボニフェイスがセットプレーからヘディング弾を叩き込み同点、

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J2じゃ敵なしの空中戦の強さ、ボニ。

65分には石浦の絶妙なスルーパスに、

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彼の視野の広さが活きたシーン。見切れた逆サイドには…

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山下が走り込んでいた!

RWGの山下が反応。これを冷静に沈めて逆転に成功します!

 

さらには69分、

混戦の中から途中出場の佐藤凌我がダメ押し点を奪います!!

東京V3-1磐田

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ストライカーらしい嗅覚を発揮。

このまま逃げ切った東京ヴェルディ

昇格に加え、見事ホームでJ2優勝も勝ち取りました!!!

まさしく魂と魂のぶつかり合いとなった大宮戦と比べると、

磐田戦はスコアの推移こそ全く同じだったにもかかわらず、割とあっさり勝ててしまった印象です。

 

さて、こうなると第41節ホーム山形戦、最終節アウェイ新潟戦は消化試合。

ホーム山形戦は1-0で勝利するも、

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ヴィニシウスがいない山形、やっぱりちょっと怖さはなくなってた。

最終節の新潟戦は普通に負けるという(笑)

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しかも後半アディショナルタイムに善朗に決められる、という・・・

まさに快進撃を見せ続けた今シーズンですが、

最後の試合を勝利で締めくくれないところが、ヴェルディらしいというか監督の至らなさというか。

まあ浮かれてばかりではいられない、本当の試練はJ1に上がってからだぞ、という、

フットボールの神様の思し召し、と捉えなければなりませんね。

 

さて、長かった2021年J2リーグも、これにて終了。

上位10チームはこちらとなりました。

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昇格を勝ち取ったのは、東京V、長崎、山形、そして最後に大宮。

昇格候補筆頭だった磐田が、まさかの脱落という事態に相成りました。

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磐田はラスト5試合でまさかの1分け4敗。

たぶん「重要な試合を楽しめない」選手だらけだったんだね・・・

ちなみに、11位以降はこんな感じ。

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残念ながら、

栃木、相模原、山口、愛媛はJ3への降格が決定してしまいました・・・

 

J1の順位はこちら。

川崎フロンターレが連覇を果たしていますね!

J2降格となってしまったのは、湘南、鳥栖、仙台、徳島。

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最後に、J3順位表はこちら。

 決して下馬評の高くなかった藤枝が優勝を飾りました。そして長野と盛岡も初のJ2参戦。

最後の昇格枠4枠目は、岐阜が掴んでいます。

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何はともあれ、

ヴェルディ1年目を最高の形でフィニッシュできたことがとにかく嬉しい。

 

細かいところの反省会は、次回の記事でやろうと思っていますが、

前作2020年版でプレイした時と同様、

ヴェルディは守備陣と中盤にタレントが揃っており、誰がプレイしてもいい順位は残せるチームだよな、って感想です。

もちろんFWのタレント不足は深刻ですが・・・(笑)

2020では松橋を最前線にコンバートしていたのですが、今回は森田がFWとしてハマってくれてよかったです。

 

あと、当たり前のことではありますが、

やっぱり自前で保有している若い選手が多いのは強みですよね。

FMって18歳~22歳までの成長速度が、現実の日本人選手と比べても速い傾向にある気がしますし、

そんな環境が、この年齢層の選手をたくさん抱える今年のチーム構成に合っていたかと。

藤本の帰還、石浦の台頭がなければ、正直優勝はおろか昇格できていたかすら怪しいです。

しかも、いざとなれば売れる(笑)

それに、レンタル組が多数を占めているようなチームだと、やはり長期的な構想は立てづらいですしね。じっくり育てる気も起こりづらいし。

そういう意味でも、ヴェルディは恵まれていると思います。

まァ予算の乏しさには最後まで悩まされたけどな!!

 

とにかく、今からJ1参戦が楽しみです。

今の段階では、上でも生き残れるようなチームとは到底言えず。

今度は戦力確保に向けたオフシーズンの戦いが待ってますね。

 

 

では。