緑がちる

緑はいつか散ります。でもまた実るものです。ヴェルディ&FM日記(予定)

「首が回らねえ」Football Manager日記 Vol.15

・・・冒頭からアレですが、ほんとにすみません。

 

前回

「試合どころではない」Football Manager日記 Vol.14 - 緑がちる

であれほどウキウキで語ってた夏の移籍市場への展望、

率直に言って、見通しがあまりにも甘すぎました。

 

理由はただひとつ。

オファーが全然来ない。

 

以前から書いていた通り、

我がヴェルディは移籍予算がほぼほぼないに等しく、

誰かを獲得するには、誰かを売却するのが大前提でした。

しかも、移籍予算とは別に、チームの人件費も既に予算を超えており(これはシーズン開幕当初に、かなりの数の選手と契約延長を行ったのが原因です)、

仮に移籍金を得たとしても、人件費予算の穴埋めに回さなければいけないという苦しい状況。

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こちらが2020夏移籍市場解禁時の予算状況。

移籍予算は約1,000万円ありますが、

人件費の赤字幅が約2,500万円まで膨らんでいるため、

こちらの穴埋めにわずかばかりの移籍予算すら回さないといけない状況。

とはいえですよ。

この程度の赤字であれば余裕余裕、とたかを括っていました。

 

なぜなら、前作2020年版をプレイする限り、

このゲーム、若手のプロスペクトには平気で数千万円のオファーが来るし、

契約切れ寸前の選手だって、移籍リストに載せればどこかしら買い手は現れるし、

売却益を手にすること自体は、割と簡単にできていたんです。

 

正直、心の中では思ってたんですよ。

「16歳の橋本辺りを5,000万円くらいで売却して、

 それでも足りなければ、阿野や石浦ら辺の売却でもう5,000万円ゲット。

 構想外の井出新井奈良輪も、しめて1000-2000万円くらいの値がつくっしょ。

 ”あゝ引き抜きはつらいつらいヨ”などとブログではのたまいつつ、

 得た金の半分を人件費に回し、余った金で選手を買い漁ろう」

などと。

 

ところが。

待てど暮らせど他クラブに働きかけど、一向にオファーが来ない。

今作はオファーが来づらいのか、アクティブにしているリーグを増やしたからなのか、

はたまたコロナ禍の緊縮財政が、ゲーム内にも反映されているのか、

理由はわからないのですが、まったくもってオファーが来ないのです。

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井出は甲府や新潟、千葉などの興味を引くも、正式オファーには至らず。

そんな年俸高くないのにな…

「ええい、人件費の赤字など俺は知らん!!そこら辺の管理はフロント、キミたちがやりたまえ」と開き直れればそれでいいのですが、

フロントから示されているビジョンの中に、

「人件費予算内で活動する」ことが義務化されており、

このまま赤字だと、いくらいい成績残してもクビにされます。たぶん。

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これがクラブからのお達し。じゃあもうちょいお金ちょうだいな…。

 

移籍市場開始後2週間ほどが経過、ようやく来たオファーが1件。

「緑のメッシ」こと阿野選手、進境著しい17歳に対し、セレッソ大阪が1800万円でオファー。やっす・・・

RWGのポジションはダブつき気味なのもあり、泣く泣く売却を決めました。

交渉の結果、最終的な妥結内容は、

移籍金2,500万円+次回売却益の50%支払いというオプション条項。

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阿野ちゃん、関西でもがんばれヨ…

これで赤字を埋める算段はなんとか立ったものの、移籍予算は0円のまま。

当然移籍金がかかる選手の獲得などできません。

 

とはいえ、人材不足のRSBやLWGだけでもなんとか今すぐ獲得したいし、

仮に昇格できた場合に備え、選手層の拡充は絶対必要。

 

ここでとりうる手段は2つ。

 

①フリー選手を獲得する

移籍金が払えないなら、移籍金が要らない選手を獲ればいいじゃない。

膨大な選手データベースを持つこのゲーム、当然ながらフリーで獲得できる選手もたくさん現れます。

最初に白羽の矢を立てたのが、内野貴史(独4部アーへン→フリー)。

ジェフ下部組織出身のSBで、現実では本年6月にデュッセルドルフU23への移籍を果たしている選手。

まだ20歳と若く、左右両方をこなせる選手であり、ぜひとも獲得したかったのですが・・・

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彼が選んだのは水戸ホーリーホック

ヴェルディもオファーを出したものの、フラれてしまいました。無念。

 

いつまでもめげてはいけません。血眼になってスカウティング活動を続ける我らがヴェルディ

そこで見つけたのが立花稜也(モンテネグロ1部OFKペトロバツ→フリー)

岐阜出身の25歳。高校卒業後単身モンテネグロに渡り、いくつかのセミプロチームを経てペトロバツに辿り着いた選手みたい。ネットでもあまり情報が出ていませんでした。

レンタル中の安在(達)と同年齢ということで、獲得はどうかなあとも迷いましたが、

RSBのみならず、右サイドならどこでもこなせる能力を買い、獲得を決めました。

本人もオファーを承諾。今夏唯一の新規加入選手となりました。

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実力は未知数。若狭奈良輪とのポジション争いを制することはできるか。

②6カ月以内に契約満了する選手を獲得する

こちらは夏の移籍市場とは直接関係ないですが、

Football Managerでは、契約満了日が一定期間以内ですと、

選手と直接交渉のうえ、移籍金0で事前に獲得を決めることができるのです(入団は現チームとの契約満了を待ってからになりますが)。

 

リーグによって、いつから直接接触できるのかは異なるようですが、

Jリーグの場合、その期間は「6カ月以内に契約満了日を迎える場合」となっています。

※こちらの方法で獲得を行うには、選手画面”移籍”タブを選択するのではなく、

 選手画面“契約”タブから、”契約オファー”を選択します。

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契約が7カ月以上残っている場合は、こんな表示が出るが…

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契約が6カ月未満だと、そのまま契約交渉画面に遷移する。

もちろん、そのオファーを受けるも蹴るもその選手次第。

0円移籍を狙ってオファーした結果、現チームとの契約延長を選ばれてしまった、ってケースも往々にしてあります。

 

幸運なことに、今回声をかけたこちらの3選手は、

全員来季からのヴェルディ加入を決断してくれました!!

 

一人目は、前回の記事でも紹介した、平野佑一(水戸)

加藤の後釜として喉から手が出るほど欲しかった選手だけに、僕の喜びもひとしお。

本人にとっても、ヴェルディJYに所属していた中学時代以来の、ランド帰還となります。

今季J2でのパス成功率がリーグNo.1と、J2を代表するボランチと形容して差し支えのない選手。

来期戦う舞台がJ1であると信じてのオファー受諾だったはず。我々も彼の決意に応え、何としてでもJ1昇格を勝ち取らねばならぬ。

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どことなく雰囲気が平に似てない?気のせい?

二人目は、層の薄いLWGをこなせる待望の人材、末吉塁(千葉)
前回「小野裕二が欲しいなァ」等と現実が見えていない発言をしていたワタクシですが、

末吉もフリーで獲得できるのであればかなりの儲けもの。

とはいえ、決定力がやや低いため、現在フィニッシュの役割も担っているLWGにそのまま起用できるかは微妙。

彼を起用するのであれば、チャンスメイクに徹する役割を新たに作ってあげなくては。

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現実の千葉では見木が大ブレイク中ですが、ゲーム内では末吉の方が評価が高い。

最後の三人目は、こちらも前回の記事で言及していたイスマイラ(福島)

「より大きなクラブに移籍したい」との不満を覗かせていたため、声をかけたところ加入を決断してくれました。

ヴェルディの前線に、高さと強さをもたらしてくれる貴重な選手。

こちらも”偽9番”を起用する現在の戦術にはマッチしないと思われるため、

来期は戦術のアップデートが必須だね。

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点取り屋としての能力は文句なし。でもパスが下手やね…

まとめ

<2021夏移籍>

IN:DF立花(フリー)¥0

OUT:FW阿野(C大阪)¥25,000,000

 

<2022春加入内定>

MF平野(水戸)、MF末吉(千葉)、FWイスマイラ(福島)

 

財政難のクラブのかじ取りを行うには、

こんな風に、うまく工夫してお金をかけずに戦力を補強していく必要があります。

もちろん、それゆえに常に狙い通りの編成ができるとは限らないですが、

そこもFootball Managerの面白さ。

常にリストアップした選手の動向に気を配り、他のチームを出し抜き、契約でごねる選手たちを説き伏せ、

そしてプレイヤーたちはまた一歩、名マネージャーとしての道を歩んでいくのです。

 

移籍話だけでやたら長くなってしまいました。

では。

 

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(移籍期間終了後の人件費、結果として赤字になってるんだけど、

これ大丈夫なのかな…?

フロントからの評価が”順調”に変わってたから大丈夫だよね?

それとも俺もしかしてやっぱりシーズン終了後にクビ…??)