皆さん、四国、好きですか（唐突）
前回の記事
「首が回らねえ」Football Manager日記 Vol.15 - 緑がちる
では、長々と2021年夏の移籍市場について語ってしまいましたが、
当然ながら並行してリーグ戦は進んでいます。
今回は、移籍市場に夢中になるあまりすっとばしてしまった、
天皇杯3回戦（VS広島）&J2第25節～第30節までの結果を、
かいつまんでお伝えしようと思います。
そして、この連戦の最後がアウェイ愛媛FC戦ということもあり、
これにかこつけたおまけとして、
題して「緑がちる的四国旅のすゝめ」
四国旅（というか高松旅か？）のオススメルートを勝手に書き連ねたいと思います。
（むしろ今回はこっちを書きたいだけですね）
まずは、7/7（水）七夕の日に行われた天皇杯3回戦、相手はJ1のサンフレッチェ広島。
結果は2-3で敗戦。ジャイキリとはいきませんでした。
とはいえ、控え組中心のメンバーで、最後まで攻撃的なアプローチを貫いて相手を苦しめたこのゲーム。充分合格点は与えられるでしょう。
あくまで我々が注力すべきはリーグ戦。
続く7/11（日）第25節アウェイ水戸戦は3-2で逆転勝ち！！
途中出場のLWG松橋が決勝ゴールを挙げました。
翌週7/18（日）こちらもアウェイの第26節北九州戦、加藤のゴールを守り切り1-0で勝利！！
これでリーグ戦は引き分け挟んで5連勝です。
この時期は移籍市場の動向が気になってたもんで、
メンバーだけ僕が決めて、試合結果は「インスタントリザルト」(試合采配をすっ飛ばして結果を見られる機能です。導入方法はFootball Manager 2021（FM2021） サカつくファンの僕が行った 下準備 - 緑がちるを参考にしてね)で確認していたのですが、この絶好調っぷり。
うーむ、監督が変に口出さない方が強いっての、僕の存在意義が問われますね…
7/24（土）第27節ホーム町田戦は、守備陣が踏ん張り0-0のドロー。
そして8月に突入、
8/1（日）第28節はホームで相模原を3-1で撃破！！
ついにゲーム内時間が現実に追いつきましたね。
8/8（日）第29節アウェイ岡山戦でも、攻撃陣の勢い止まらず4-1の大勝を収める！
そして8/15（日）第30節アウェイ愛媛戦。
もしこの世界線上で僕がいちサポーターだったとしたら、このお盆休みに重なる日程を見て、嬉しさ半分無念さ半分だったことでしょう。
なぜなら、僕が四国遠征に向かう際には、可能な限り「アレ」に乗りたいからなのです・・・
「緑がちる的四国旅のすゝめ」
・・・さて、四国の魅力にとらわれてしまった僕に、お勧めの旅ルート（首都圏発）を語らせてください。
といっても、四国への訪問回数は人生で計7回、正直全然まだまだです。
いっちょ前に語るには全くもって経験値不足だということは、深く自覚しており。
ただですね、ヴェルディ界隈内ではともすれば「死国」等と揶揄されるこの地、
もちろん我がチームの戦績が振るわないことからついた呼び名とはいえ、なんとなくネガティブなイメージをお持ちな方も多いでしょう。
そんな方々に対して「そんなことねえぞ！飯もうまいし観光も楽しいし最高の場所だよ！試合結果は知らないよ！」と声高に叫びたく、筆を執った次第です。
では、スタート！
①「サンライズ瀬戸」に乗ろう
・・・「いきなりクソほど高いハードルを用意しやがって」と、電車旅にちょっとでも詳しい方は思うことでしょう。
こちら、現状定期運航している唯一の寝台特急となっており、その人気から週末や長期休暇中の便は乗車券の入手自体が困難（だから超繁忙期に四国アウェイの試合があると、ちょっとがっかりなんですよね）。
※上のリンクには記載がありませんが、実は現在サンライズ瀬戸の乗車券はネット購入できます。やや方法が面倒くさいですが。詳しくはこちら。
料金もコミコミで計22,540円（東京～高松/シングル個室）と、正直お高め。
しかしですよ。
ひとたび列車が動き出せば、車窓に流れる夜景はまさしく非日常の絵。通過していく駅内を行き交う人々、それを車内から眺めていると、何やら別世界に来てしまったような錯覚にとらわれる。
買っておいた缶チューハイを傾けながら、普段聞かないNHK-FM（これしか入らない）なんかをつけ、線路の音や列車のわずかな揺れに身を委ねるうちに、いつのまにか眠りについている。
そして、目を覚ますと、瀬戸内海に昇る朝日があなたを迎えてくれる。
これぞ旅情。まさにこれぞ旅情である。
この至福の時間を味わえるのは、サンライズが向かう場所、すなわち高松もしくは出雲もしくは岡山が目的地、という場合のみ。
サンライズは非常に清潔で過ごしやすい車内ですし、必ずしも「寝台列車に乗りたい！」という方でなくても、ほんとにオススメなんです。
移動の時間自体が旅行の目的になる、とっても贅沢なことじゃないですか？
なお、「でもどうしても金がねえ！」って俺みたいな方は、夜行バスでの代用も可。
朝早い時間に高松につくこと、これもサンライズ瀬戸に負けず劣らず重要な点なのですから。
②仏生山でハンバーガー&朝風呂を楽しもう
さて、サンライズ瀬戸に乗ってきたのであれば朝の7時30分、
高速バスでもだいたい同じくらいのモーニングタイムに、あなたは高松に着いていることでしょう。
うどん県に足を踏み入れたなら、すぐにでも本場のうどんをかき込みたい？
いや、ちょっと待って。あなたが最初に食べるべきは、うどんではなくハンバーガーなのです。
（ちなみに、どうしても今すぐうどん！な気分であれば、駅からすぐそばの「めりけんや」がオススメ。チェーン店ではありますが、さすが本場、普通にうまいっす。営業時間が長くて便利）
高松築港駅（JR高松駅から歩いてすぐ）から琴平電気鉄道（通称ことでん）に乗り約20分。
仏生山という小さな駅で降りて、すぐそばにあるおしゃれなお店が、
ハンバーガー屋さん「Bit'z」。土日祝は朝8:00からOPEN。
ここのハンバーガー、お世辞抜きでめちゃくちゃ美味いっす。これまでの人生の中で個人的No.1。
いろんな種類がありますが、どれ選んでも大丈夫。あと、ポテトがこれまた絶品なので、できればセットメニューを頼むが吉。
アメリカンかつどこか優しい店内の雰囲気も◎
さあ、お腹をしっかり満たしたら、夜行旅の疲れをさっぱり癒しに行きましょう。
Bit’zから歩いて10分ほどの場所にあるのが、
「仏生山温泉 天平湯」。土日祝は朝9時からOPEN。
外観はさながら美術館。この建物を見るだけでも価値がある、そんなおしゃれな温泉ですが、
温泉マニアも認める（多分）とろみのある上質な泉質、熱めの屋内風呂/ぬるめの露天風呂、湯上りにごろごろできる休憩室、ロビーにおしゃれにならんだ古本の数々（購入可能）。旅の最中ということも忘れ、いつまでも滞在したくなる、そんな素敵なスポットです。
ちなみに、中の食堂にあるかき氷も隠れた名物なので、お風呂上りにぜひ食べてみて下さいな。おすすめは生パインかき氷。季節限定なのが玉に瑕。
③「しんぺいうどん」で本場のうどんを（ちょっと贅沢に）楽しもう
仏生山温泉を出る頃にはそろそろお昼前。「うどん食べてえなァ」欲もそろそろピークに達してくることでしょう。
ネットで調べればいくらでも出てくるうどんの名店。
いや、高評価のお店はどこも美味しいでしょうが、僕があえて推すのが
「しんぺいうどん」。高松一の繁華街である瓦町のアーケード内にあるお店です。
こちらをお勧めする理由ですが、
・市内の名店のほとんどはセルフサービス店ですが、ここはフルサービス店なこと。
どうしても学食的な雰囲気の漂うセルフ店に比べ、清潔な店内で落ち着いて食べれますので、初心者の方でも安心なお店になっています。セルフと比べてやや値は張りますが、それでも普通にコスパ高いよ。
迷ったらとり天ぶっかけうどんを選ぶのがいいかも。
・うどんそのものはもちろん、トッピングやサイドメニューも充実していること。夜はおでんをあてにお酒を飲みに来る人も多いとか。もちろんどのメニューもばっちり美味しい。
・繁華街の瓦町にあること。食べ終わった後も行く場所に困らない。ちょっと足を伸ばして栗林公園に行くもよし、高松のもう一つの有名グルメ「骨付鶏」を食べに行くもよし。あと、高松って意外とベーカリーのレベルも高いと思ってます。
④あとは好きに楽しもう
もうね、ここまで来たら「ここは天国やあ」と既に心が満たされていること間違いなし。
とにかく四国が、というより高松が大好きなんで、早くカマタマーレはJ2に戻ってくるのだ。
もちろん、愛媛も徳島もいいところ。
愛媛FCのホーム、ニンジニアスタジアムに行くのであれば、
高松駅→松山駅へ移動して（特急に乗って2時間30分）、道後温泉や松山城を観光しつつ、松山に一泊するもよし。道後温泉は今工事中らしいんで、要注意！
松山といえば、学生時代に寄った湯築城（松山城と違い、天守閣は残っておりません）資料館で、たまたま声をかけてくれた館長さんに「僕の家系、河野家の血が入っているんです」って話をしたら、
完全にその方のスイッチを入れてしまい、3時間近く河野氏について熱い説明を受けた記憶があります(笑)でも楽しかった。
松山のグルメっていうと、鍋焼きうどんアサヒが美味しかったなあ。
「またうどんじゃねえか！」といわれるかもしれないけど、こちらのうどんは讃岐と違って、やわらかくて、だしもとても甘いのよね（ちょっと好みが分かれるレベルかも？）
ちなみに、鯛めしは松山鯛めし（炊き込みスタイル）より宇和島鯛めし（刺身＋生卵）の方が好みなので、松山で食べたことないなあ…。
さらにいえば、松山市の中心から、さらにバスで40分くらいかかる僻地ニンジニアスタジアム。
意外と食事時間がタイトなことも多く、そんなときはJR松山駅のカレーショップデリーにお世話になってます。懐かしいお味なのですよ。
徳島ヴォルティスのホーム、ポカリスエットスタジアムに向かうなら、
やはり寄るべきはJサポの間でも有名な「あらし」でしょうか。
お刺身はもちろんのこと、ここはやっぱり「わかめ汁」がうまいんだよなあ。これだけで満足できちゃうレベル。
ただし、試合日はとにかく激混みとなるお店なので、相当余裕をもって訪問したつもりでも、キックオフに間に合わない、なんてことも。とにかくこの混雑さえなければなあ…ってお店。
あと、最寄りは同じ鳴門駅とはいえ、このお店とスタジアムは正反対の方向にあります。
食べ終わった後スタジアムまで歩こうとすると、1時間弱かかりますんで要注意。
ここはタクシー使おう。
あともうどこのメーカーかも忘れちゃったけど、鳴門駅近くのふらっと寄った売店で買った鳴門金時芋けんぴが超絶美味かった。
ちなみに、ポカスタの最寄り「鳴門駅」に電車で行く場合は、
徳島方面からでも高松方面からでも「池谷駅」というところで乗り換える必要がありますが、
あまりの寂れ具合に他サポが驚く、ってのも徳島あるあるですよね・・・(笑)
池谷駅。ここの乗り換えで割と待たされることも多いのだけれど、
駅前にはとにかく何もないので、いつも時間を持て余す場所。
書きたいことはまだまだ山のようにあります（ピカラスタジアムのことも、高知のことも、大歩危のことも、宇和島のことも、いやいやあれもこれも）が、
ここが何のブログかわからなくなってきたので、そろそろ筆を置こうと思います。
最後に一つだけ。
僕の四国でのヴェルディ現地観戦成績は、計0勝5敗1分です。
（讃岐：2016＆2018/愛媛：2018＆2019/徳島：2017&2020）
いいですか、試合はどうせ勝てません。間違っても試合だけを楽しみにここに来てはならんのです。そういう方にとっては、ここは「死国」です。
逆説的に言えば、一応サッカーを観に遠征しているはずの僕が、こんな負け試合ばかり見せられている四国という土地を、これほどまでに愛している。
四国という場所がいかに魅力的かを表す、これ以上ない証左ではないでしょうか。
心置きなく出かけられる時がまた来ましたら、皆様こんなルートの四国旅もぜひご検討ください。
あ、ちなみにゲーム内だと愛媛に4-1で圧勝してましたわ。やったぜ。
これでチームは10試合負けなし。シーズン終盤にかけて、なおも勢いは落ちません。
順位もいつのまにか首位に返り咲いていました！（ちゃんとこまめに確認しろよ）
ツエーゲンがここに来て急ブレーキ。代わりにジェフがじりじりと浮上中。
相変わらず見切れちゃってるのは、最下位栃木（勝ち点22）。
とはいえ、背後には山形がピッタリとくっついてきています。未だわずか2敗の彼ら、全く油断はできません。
そういえば、山形は今夏にヴィニシウスをセレッソに引き抜かれてました。セレッソは坂元がボーフムに移籍しており、その移籍金を元手に、ヴィニシウスや我らの阿野を引き抜いていったようです。山形はその代役として、同じくセレッソから西川潤をレンタルで獲得しています。
そして、圧倒的戦力を擁するジュビロ磐田が3位。彼らも夏にルキアンをブラジルCRBに引き抜かれましたが、代役として神戸の安井やカーボベルデ出身のアタッカー、ウィリーセメドを獲得。選手の質は落ちていません。
長崎や大宮に大きな動きはなし。
この夏に大きな補強をしたライバルチームがいなかったのはほっと一息ですが、
とはいえ全く気の抜けないリーグ戦。
四国に心を奪われている場合ではありません。最後まで戦い抜くのだ。
では。
