緑がちる

緑はいつか散ります。でもまた実るものです。ヴェルディ&FM日記(予定)

「野望果てなく」Football Manager日記 Vol.57

ちょくちょくヴェルディ絡みのブログ記事は書いていたが、

Football Manager日記の更新は、1ヶ月近く滞ってしまった・・・!

 

前回

の続き。

 

なかなかFM記事が書けなかった理由は単純明快、

7/21に発売された「信長の野望・新生」をずっとプレイしていたせいです。スミマセン。


マジで最近はこれ以外のゲームにはほぼ触れていなかったくらい、どっぷり新作にのめり込んでいました。

今作の何がいいって、とにかく開発の熱意が感じられることかなあ、と。

知行制や役職といった当時の制度を導入することにより、配下人材の管理の難しさを再現しています。これは歴史ゲームとして秀逸なポイントですし、どんなザコ武将でも輝ける場所が生まれたのも偉い。まあ言うても中盤以降は足軽大将に育ったら適当な軍団に放り込まれるだけの存在だけどサ 開発の会心の一手と言えるでしょう。

敵大名の好戦度合いも増しており、脳死で領地を拡大すると思わぬところで足をすくわれるところなんかも、大名の苦悩を疑似体験できていい感じ。この辺はストラテジーゲーム要素を強めたがゆえのシビアさかと思います。

一方で、合戦の勝利でドカンと相手方の城や郡が寝返る「威風」というシステムなんかで、ゲームならではの爽快感も得られますし、武将固有の壊れスキルだって健在で、従来の”キャラゲー”路線も放棄せず、楽しみ方の幅を生んでいる印象です。この辺の調整は苦心しただろうけどな。

正直地雷臭しかしなかった「自ら考え行動するAI家臣」なんてうたい文句も、プレイヤーが介入できる領域と、AIに任せておける領域のバランス取りが絶妙な塩梅となっていて、思ったよりストレスを感じませんでした。

固有政策も相まって北条や豊臣がどうしようもなく膨れてしまう、とか、配下の家臣が増えてくると、ちまちま知行を与えたり軍団に組み込んだりといった作業がとにかく面倒とか、不満点は多々あるけれど、それでも”意欲作”という評価は十分に与えられると思っています。

広義の”シミュレーションゲーム”という意味ではFMともお仲間であり、どちらのシリーズもファンだ、という方も多そうですが、

もし購入を躊躇われている方がいましたら、僕からもオススメしておきます。PK待ちは勿体ないかもよ。

この方のプレイ動画、めちゃくちゃ面白いし勉強になる。いっさい敵領に攻め込まず、真田家で天下統一を目指すお話です。

 

さて、ノブヤボの話はこの辺にして、Football Managerの話を。

また間隔があいてしまったので、軽くここまでの軌跡を振り返ると、

2021年にJ2優勝→2022年にJ1で4位と好成績を残し、本2023シーズンはJ1ACLの両方を戦い抜いている、我らがヴェルディ

前々回の記事ではACL準決勝進出を果たしたお話を、そして前回の記事ではエース高田颯也A代表選出&残り6試合のリーグ戦2位につけているお話をしておりました。

 

さて、今回は前々回の続き、ACLについて。

前々回

にて、見事かつてのライバル横浜F・マリノスを2試合合計4-2で撃破し、準決勝に駒を進めた我々東京ヴェルディ

その準決勝で相まみえるのは、またしても因縁の相手、川崎フロンターレ

現在リーグ戦でも優勝争いを繰り広げる絶対王者が、ACLでも我々の前に立ちふさがります。

今季リーグ戦では既にホームアウェイそれぞれでの対戦を終えており、ともにドロー決着。

昨年含め、J1昇格後まだ一度も勝てていない相手となりますが、何とか食らいつき、夢のまた夢と思われていたACL決勝の舞台に駒を進めたいところ。

つうかこのゲームにおけるACL、J勢が強くないですか

なお、LWBレギュラーの荻原がケガで離脱。
代役の中野もレンタル中ということで、ここは川井の出番か。
LWBであれば、無理して高江を使うという手も。

さて、

2023年10月3日(火)ACL準々決勝1stレグ

まずはホーム味の素スタジアムで迎えた、川崎との激突。

ビッグマッチとはなるものの、リーグ戦もいよいよ佳境を迎えている中であり、メンバー選考は悩みました。

満を持してCFWにリーグ戦不動のレギュラーである高田&ラファエルの起用も考えましたが、最終的にはACL躍進の原動力となった高木大輔&イスマイラの2トップで1stレグに臨むことに。

高木大輔はここまでACLで8ゴール。ここまで活躍してくれるとは思わなかった。
さすが緑の血が色濃く流れる男よ。

両チームスタメンはこちら。

そういえば、川崎は昨年限りでレアンドロダミアンが退団。今シーズンはマリノスから獲得したレオセアラーが12試合10ゴールと大暴れしていましたが、夏の移籍期間に母国サントスからの引き抜きに遭っています。ふはははやったぜ

代役として英2部ブレントフォードからフィンランド代表のMarcus Forssを獲得していますが、ここまでは7試合で3ゴールと、前任者ほどの破壊力を見せられておりません。

他にもCFWにはセレッソから移籍してきたアダムタガートがいるものの、こちらもケガで長欠しており、この試合は旗手が1トップを務める状況。

相変わらず三笘田中碧が名を連ねる凶悪なメンバーとなりますが、絶対的な破壊力は失っており、付け入るスキはありそう。

 

さあ、いよいよ雌雄を決する日・・・

キックオフ!!

キックオフ直後、いきなり左サイドから十八番のカットインを仕掛ける三笘。

これにはDMF平野もたまらず足をかけてファール。

このプレーで得たFK。キッカーは大島・・・

これはゴールポストを直撃。辛くも難を逃れたヴェルディ

 

前半27分、今度はヴェルディがカウンターから決定機。

OMF小泉が対面の登里を引きつけてからぶち抜く見事なドリブル、

彼のクロスに最後はCMF小西が合わせるも、このシュートはクロスバーを叩きます。

 

前半は他に大きな見せ場もなく終了。

東京V0-0川崎

 

後半も両者中盤でのせめぎあいが続きます。

その中でも川崎の技術がやはり一歩上を行き、ヴェルディはある程度ファール覚悟で相手を止めにいかざるをえない状況に。

前半にDMF平野とRSB藤谷、そして後半にもOMF小泉がイエローカードを貰いますが、それでもヴェルディが力ずくで相手の攻めを食い止めます。

 

東京V0-0川崎

 

ヴェルディが敵陣深くでスローイン。一瞬川崎の緊張の糸も緩んだか・・・

そのスキを見逃さなかったのが、ACL男”高木大輔!!

LSB川井のクロスに見事反応。大会9ゴール目となるヘディング弾で、ヴェルディがリードを奪います!!

東京V1-0川崎

 

その後は川崎から怒涛の反撃を受けるも、途中出場の大ベテラン平や加藤弘堅が必死に体を張って、相手のシュートを食い止めます。

 

そして、このままタイムアップ。

東京ヴェルディ、この大舞台で、遂に川崎から初白星をあげます・・・!!!

東京V1-0川崎

得点期待値は大きく川崎に分があったが、
運と粘りによって試合を制する。この勝ちはでかい・・・!

その後、前回書いたマリノスとのリーグ戦、

そして天皇杯準々決勝・名古屋グランパスとの試合を挟んで、

名古屋との試合は1-1のまま、延長120分でも決着がつかず。
最後はPK戦までもつれ込んだが、GK若原のファインセーブもあり、
見事こちらも準決勝進出を果たすことに!!

2023年10月24日(火)ACL準々決勝2ndレグ

敵地等々力競技場での決戦に臨む、ヴェルディイレブン。

 

少し日程に余裕が出た状況ということもあり、ここで満を持して主力を起用。

高木大輔には悪いけど、ここは代表帰りの高田&頼れる助っ人ラファエルの2トップで、本気でACL決勝を狙いに行きます。

両チームスタメン。
川崎はチーム内アシスト王サルバドールがスタメン復帰。
ただし、旗手の1トップ起用は継続される模様。

開始わずか3分で、肝を冷やす出来事が。

大島の鋭い縦パスにRWGサルバドールが頭で流し込むも、これはオフサイド

しかしながら、川崎の攻めの鋭さを改めて見せつけられることに。

 

しかし、切れ味鋭いアタッカーならば、こちらにも彼がいます。

前半33分、RSB藤谷の縦への放り込みに反応したのが、CFW高田颯也・・・

対面のCDF谷口を悠々とぶち抜き、至近距離からボールを蹴り込む・・・!

A代表で試合に出られなかった鬱憤を晴らすかのような、圧巻のゴールでヴェルディが先制!!!

川崎からすると、絶対に与えたくなかったアウェイゴール。これで、逆転するには最低3点取る必要があります。

 

東京V1-0川崎

(1stレグ1-0)

 

このままヴェルディペースで前半が終了。

 

後半に入り、とにかく点をとるしかない川崎が、死に物狂いの攻勢を見せます。

55分、被カウンターから最後はLWG三笘がシュートを放ちますが、これはGK若原が横っ飛びでファインセーブ。

 

さらに59分、やや距離のある場所からのFK、サルバドールが放った良質なボールに・・・

合わせたのはCDFのカカ!!

遂に川崎が反撃ののろしを上げます・・・!!!

 

東京V1-1川崎

(1stレグ1-0)

 

何としても流れを相手に渡したくない東京ヴェルディ、選手交代で5バックにシフト、何とか逃げ切る構えを見せます。

 

しかしそれを許さないのが王者たるゆえん。

83分、CDF三國ケネディエブスの不用意なパスをカットした川崎CDF谷口がそのまま持ち上がり、LWG三笘にラストパス・・・

これを三笘が冷静に沈め、ついに逆転!

合計スコアでの勝ち抜けにも、あと1点と迫られます・・・!!

 

東京V1-2川崎

(1stレグ1-0)

 

一気に暗雲立ち込める中、その流れを変えたのはこの男でした。

87分、前がかりになっていた川崎の攻撃に耐え、迎えたカウンターの局面から・・・

最後美しいフィニッシュを沈めたのは、ヴェルディCFWラファエル!!!

お前そんな器用なことできたんかい!!!

この状況で、川崎を絶望の底に叩き込む見事なシュートを冷静に決めてみせました。これぞ愛され助っ人たるゆえんや。

めっちゃ喜ぶヴェルディの選手たち!!そりゃそうじゃ!!

東京V2-2川崎

(1stレグ1-0)

 

そして、そのままタイムアップ・・・

 

東京ヴェルディ、合計スコア3-2で、

誰もが予想だにしなかったACL決勝への進出を、

決めてしまいました!!!!!

 

うおおおおおおおお!!!!!

興奮する監督。歓喜するイレブン。

勝利の立役者は、高田&ラファエルの2トップ。

いやはや、本当に出来すぎの結果ではあるのですが、

ここまで勝ち抜けるだけの選手層を揃えられたことに、ちょっぴり胸を張りたいワタクシ緑がちる。

みんな、よく頑張ってくれました。

 

勝戦サウジアラビアの名門クラブ、アル・ヒラルとの対戦になりました。

西アジアの雄といっても差し支えない敵を前にして、復活を遂げた我々ヴェルディがどのような戦いを見せられるか。

 

さて、もうここまで来たら、内に秘めていた野望をそろそろむき出しにしてしまってもいいでしょう。

リーグ戦は残り6試合、ACLは決勝2試合、そして天皇杯も準決勝進出、という状況ですが。

Jとアジアの天下両取り、いっちょやったりますか。やったるぞ。

 

ラストスパート、ワクワクしてまいりました。

 

では。