ここ最近諸々忙しく、Football Manager日記の更新が3週間も滞ってました。
この間、現実のサッカー界ではいろいろなことが起こり、
J2東京ヴェルディの堀監督が6/13付で解任され、
後任にFC東京・甲府・広島を率いた実績を持つ”JFK”こと城福浩が就任したり、
その新生東京ヴェルディが天皇杯で王者川崎フロンターレに勝利を収めたり、
ヴェルディがフロンターレに勝利を収めたりしていた。やったぜ。
あと、そのヴェルディが4日後のジェフユナイテッド千葉戦でウソのようにボロ負けしたりもしていた。
まず、解任されてしまった堀監督については、評価が難しいですね。
実際、ロティーナ~ホワイト~永井と、良くも悪くも「アクの強い」過去の面々と比べ、
最後までそのカラーがはっきりと見えてこなかった、というのが正直なところ。
確かにヴェルディの長所である技術力をベースに、さらにインテンシティを求める戦い方で、昨シーズンの終盤~今シーズン序盤にかけて好成績を残したのは事実ですが、
その戦いぶりが堀サンの手腕によるものなのか、かねてより強度の高いチーム作りを進めていた江尻GMの功績なのか、はたまた口酸っぱく高いレベルのプレーを求め続けた前任者永井氏の指導が、やや時差あって開花したのか、最後まで自分にはわからずじまいでした。
開幕時の好調から一転、白星から見放されていたここ最近の試合においても、選手たちのテンションはそこまで落ちていなかったところを見ると、モチベーターとしてはまずまず優秀だったのかもしれませんが、
試合内での交代策のマズさというミクロな点、ずるずると勝てなくなったチームの流れを変えられなかったマクロな点もひっくるめ、いかんせん勝負師的な押しの強さ・豪胆さに欠けていたのでは、というのが率直な感想です。ホント悪い監督じゃなかったんだけどね。
そういう意味では、城福監督の就任により、従来のアクつよ路線に回帰したわけで、よりはっきりとチームの変化が見えてくるのは間違いないでしょう。
経験豊富な彼の指導により、チームに良い化学反応が生まれるか、はたまたバッドケミストリーとなってしまうかは分かりませんが、まあ我々サポーターは彼らを応援することしかできないんで、楽しみに見守りたいものですね。
まあ現実の話はこれくらいにして、
そんなイチサポーター緑がちるが監督を務める世界線、東京ヴェルディ(in Football Manager)2023年シーズンの話に戻ります。
前回
の続き。
前回から間が空いてしまったので、軽く振り返ると、
2021年にJ2優勝→2022年にJ1で4位と好成績を残し、今シーズンはJ1とACLの両方を戦い抜いている、我らがヴェルディ。
前々回の記事では、夏の移籍ウインドウがオープンし、柏レイソルからCMF椎橋を獲得。
前回の記事では、提携先のアジャクシオからCFWヤニスの期限付きでの加入が決まりました。
一方、エースのCFW高田颯也に浦和や鹿島からちょっかいを出されるなど、最後までヒヤヒヤしていたものの、
最終的に大きな引き抜きはないまま、移籍期間は無事終了しました。
こちらが今夏のIN/OUT。
IN
山本理仁がやや不調、加藤弘堅も引退がちらつき始めた中盤の底のポジションに、実力者CMF椎橋慧也を迎えました。
彼は移籍リストに載っており、本当なら3,000万円ぽっきりで獲れるはずだったのですが、クラブ間交渉で中途半端に移籍金を値切ろうとした結果、最終的に付帯条項もろもろ合わせると4,000万円近い額になってしまったという、バカマネージャー緑がちるの微妙な失態を晒してしまった。
なお、前回の記事でも書きましたが、CFWヤニスさんは提携クラブであるフランス2部・アジャクシオ側の意向により(勝手に)加入が決まってました。
OUT
こちらは主に余剰戦力の人員整理。
ACLも決勝トーナメントに移行し、極度の過密日程ではなくなったので、第4GKの佐藤久弥、同じくCDFのバックアッパー深澤をレンタルで放出。
CDF佐古やLWB中野は準レギュラー格ではありますが、より多くの出場経験を積ませたいため、同ディビジョンのクラブでの武者修行に送り出しました。
ちなみに、選手を放出したとたん同ポジションに怪我人が続出するの、これってFMあるあるですよね?
今回もそのようなことが起きないか怯えている。今のところはセーフ。
さて、移籍期間もひと段落したところで、迎えるはACLでの大一番。
ACLでも破竹の快進撃を続けているヴェルディ、グループリーグを1位で通過し、2ラウンドでも上海海港を見事撃破。
そして準々決勝で相まみえるは・・・
まさかの日本勢対決。
しかも、単なる日本勢同士、ではない。
読売/日産時代からのしのぎを削ってきた古豪、かつてJリーグ黎明期には「ナショナルダービー」とも称された、両者の闘い。
時を経て2023年、ACLというアジア最高峰の舞台で、ヴェルディ×マリノスの激突。
これはナショナルダービーという言葉に相応しい、歴史的な一戦となること間違いなしでしょう。
まずは2023年8月29日(火)ACL準々決勝1stレグ、
是が非でも勝ちたいこの試合ですが、とはいえリーグ戦と並行してのミッドウィーク開催。
疲労を考慮するとレギュラー組に無理はさせられません。
本来であればFWのベストチョイスは高田とラファエルですが、
この試合ではACLで結果を残し続けた高木大輔、そしてイスマイラを起用。彼らの可能性を信じます。
さあ、戦いの火蓋が切られます・・・!
開始わずか2分、試合が動きます。
敵陣でのFK、CMF高江の鋭いプレースキックに、頭一つ抜けたジャンプで競り勝ったCDF三國ケネディエブス・・・
最後に押し込んだのは、今季不調に喘いでいたCMF山本理仁!!!
東京V1-0横浜FM
ヴェルディジュニア出身、骨の髄まで”ヨミウリイズム”が染み渡る山本理仁、この大一番でひと仕事やってのけます。
その後前半27分にはRWB藤谷が負傷でプレー続行不可能に。CMF平野との交代でピッチを去ります。LWBの川井が右に、CMFの高江が代わりにLWBを務めます。
その後はスコア動かず、ヴェルディリードのまま前半を折り返します。
後半に入り、徐々にマリノスが主導権を握る展開に。
47分、マリノスOMF樺山が強烈なミドルを放ちますが、これはGK若原が見事なセービングを見せ、得点とはならず。
このプレーから生まれたCK、最後はマリノスCDF畠中がヘディングシュートを放ちますが、こちらもわずかにゴールマウスの外。
その後もビハインドのマリノスが再三チャンスを作りますが、ヴェルディも気迫の守備でゴールを許しません。
そんな中迎えた終盤82分。
CKの流れから、マリノスCMF天野→CMF扇原→LSBティーラトンとボールが渡ります。完全に崩されたヴェルディ守備陣、最後中で悠々と合わせたのは、CFW上田!!
一瞬のスキを突かれたヴェルディ、遂に同点に追いつかれます・・・!!
東京V1-1横浜FM
そして、ここから試合はさらに動きます。
88分、途中出場のCFW根本がボールをペナルティエリア内に持ち込みます。自陣深くを抉られるこのプレーに、たまらずマリノスCMF扇原が足を出してしまいます・・・
これがファールの判定!ヴェルディが土壇場でPKを獲得します!!
蹴るのは途中出場のCMF平野・・・
お見事!!!ゴール左隅に蹴り込み、ヴェルディが再びリードを奪います!!
東京V2-1横浜FM
4万人近い大観衆の前で、落ち着いてPKを決めた平野。今季は出場機会は決して多くないものの、ピッチに立てばこうして確かな仕事をやってのけます。
さて、このまま逃げ切りたいヴェルディでしたが、そうは問屋が卸しません。
後半AT3分、マリノスのCK。蹴るのはLSBティーラトン・・・
マリノスCDF畠中のヘディングシュートは、川井がギリギリクリアしたようにも見えましたが、これはゴールラインを割ったとの判定。
土壇場でマリノスが再び追いつきます・・・!!!
東京V2-2横浜FM
・・・
準々決勝1stレグ、試合はこのまま終了します。
東京V2-2横浜FM
結果こそ痛み分けとはなるものの、
アウェイで2ゴールを稼いだマリノス側がやや有利な形に。
さて、リーグ戦2試合を挟んで、
2023年9月19日(火)ACL準々決勝2ndレグ、
ヴェルディは前回対戦からメンバーを3名変更。
軽いケガを負ったブエノに代わり最終ラインの一角にはンドカボニフェイスが、トップ下には小泉に代わり17歳の俊英三原が、そして2トップの左にはイスマイラに代わりラファエルが入り、高木大輔とコンビを組みます。
ちなみに、リーグ戦では現在12位と元気のないマリノス。
前回対戦時の監督はジョンハッチンソンでしたが、この3週間の間で解任の憂き目に。
暫定監督に松永英機元マリノスユースアカデミーダイレクターを据え、この試合に臨みます。
運命の2ndレグ、キックオフ・・・!!
先制すると俄然有利な立場に立てるマリノス、
前半8分に左サイドから決定機を迎えますが、最後CFW上田のシュートは枠の上。
ヴェルディの決定機は前半36分。
トップ下の三原→CFWラファエル→CFW高木ときれいなパス回しで相手守備陣を翻弄し・・・
最後シュートを放ったのは三原!!!
見事な中央突破で、ヴェルディが貴重な先制点を奪います!!
横浜FM0-1東京V
(1stレグ2-2)
その後は、両者散発的にチャンスを作るも、いずれも決定機にまでは至らず、前半終了。
後半に入り、試合が膠着しつつあった69分、ヴェルディにアクシデントが。
サイドチェンジのボールを受けたマリノスRWGエリキ。ヴェルディCMF山本が必死にスライドし、何とかボールを奪いに行きますが、無理なタックルをお見舞いしてしまいます。
既にこの日1枚イエローを貰っていた山本理仁、2枚目のイエローを貰い退場処分に・・・!!
ヴェルディは残り30分間、10人での戦いを余儀なくされます。
1点取れば準決勝進出が大きく近づくマリノスですが、完全に自陣ゴール前を固めるヴェルディ相手に攻めあぐねます。
85分、途中出場のCFW邦本のシュートも、GK若原の正面。
その直後、防戦一方のヴェルディが、一瞬のすきを突きカウンターを仕掛け、CKをもぎとります。
ここでゴールを決めれば準決勝行きの切符はほぼ手中に収めたようなもの。キッカーは高木大輔・・・
決めた!!値千金の一撃が突き刺さった!!!
CDFンドカボニフェイスの貴重な貴重な追加点!!!!!!!
・・・
試合はこのまま終了。
横浜FM0-2東京V
(1stレグ2-2)
いやはや、J1昇格後わずか1年半で、こんなにうまくいくとは正直思いもよらなかったですが、
もともと失うものなど何もないチャレンジャーの身、ここまで来たら行けるところまで行こうじゃないの。
さて、お次の準決勝の対戦相手は・・・
・・・
リアルでも勝ってる相手やんけ。余裕やな。
では。