緑がちる

緑はいつか散ります。でもまた実るものです。ヴェルディ&FM日記(予定)

年の瀬に、音楽の話でも'21

2021年の締めに、Apple Musicの「REPLAY」機能を使い、
今年聴いていた音楽でも軽く振り返ろうかと思う。

 

とても面白い機能なので、
Apple Musicに加入されている方はぜひ試してみてください。

 

”今年聴いたアーティストTOP20”

11~20位はこちらでした。

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20位:Beabadoobee

なぜ00年代に生まれた世代から、このような懐かしい音が出てくるのか…

昨年Mura Masa”R.Y.C.”にもとにかく引きずり込まれましたが、それに連なる80s/90sリバイバルの風潮というべきか。好きな音です。


19位:mol-74

「もるかるななじゅうよん」と読むらしい。

レルエなんかにも同じことを思ったけど、良くも悪くも「秀才」が奏でるロックというか。SMEからのメジャーデビューがよく似合う(笑)

ただここまでのメロディセンスは類い稀だと思います。

 

18位:クレナズム

去年から激推ししており、今年もなかなかの名作”Touch the figure”をリリースしたのだけど、思ったよりメインストリームに出てこない気がする。

派手に売れるにはちょっとシューゲ臭が強すぎるのかなあ?


17位:Bon Iver

今年こそ食わず嫌いしていた村上春樹に挑戦しようと思い、その時セットにしていたBGM。インディフォーク似合いそうじゃんおしゃれだし、という安易な理由。

ちなみに、Bon Iverと村上春樹の相性こそ予想通りよかったものの、肝心のハルキ作品はやっぱり好きになれませんでした(笑)


16位:DIIV

去年の1位でした。今年も繰り返し超名盤”Deceiver”を飽きずに聴いていただけです。

盟友Deafheavenの新作にドはまりしたのも、繰り返し聴き続けている理由かも。

 

15位:Sister Jugend

正直このアーティストの詳しいプロフィールは知らないんですけど、好きなんですよねえ、こういう世界観。「ひねくれた相対性理論」とでもいいましょうか。僕らの世代で刺さる人多いんじゃないかなあ。


14位:春ねむり

こちらは既にかなり有名な存在になりましたよね。海外での評価も高いのかな?

この鬱屈した時代だからこそ響く、ひりついたエネルギーに惹かれています。


13位:Bring Me The Horizon

まあ、僕にとってのアイドルは一生BMTHですから(笑)そりゃ今年が何年だろうと聴きますよ。

 

12位:The Cabs

今年の夏に妻が入院しまして、ひたすら辛くやるせない日々がしばらく続いていたわけですが。その時期を支えてくれた懐かしく暗く温かい彼らの音楽たち。

ほんと、キャブスをこんなに聴いたの大学の時以来だわ(笑)


11位:Slowdive

今年1位のDeafheavenが奏でる純度の高いドリームポップ/シューゲイザーを聴いていて、ふと大御所Slowdiveも引っ張り出したくなり、この順位に。

アルコールに溺れながらこの音に浸っていたい。


そして、こちらが1~10位。

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10位:For Tracy Hyde

なぜかテレ東の番組「アド街ック天国」で流れる率が異様に高い(笑)

今年リリースの”Ethernity”はとにかく秀作。んま、夏bot氏の音楽への愛情が「知識のひけらかし」に思える瞬間もなくはないけど、レベルの高さは間違いないです。


9位:amazarashi

こちらもキャブスと同じく、落ち込んだ時期に寄り添ってくれた存在っすね。

気分が沈んでいる時に、明るい曲聴いて自分を奮い立たせる人間と、暗い曲聴いて心の平穏を得る人間がいるかと思いますが、僕は後者です。


8位:Chiiild

このアーティストについても全然詳しくないんだけど、Apple Musicのプレイリストに入っていた”Sleepwalking”という曲にとにかくハマりまして。

アルバムもレベル高かった。今年一の発見です。


7位:B’z

祝サブスク解禁!!!ウルトラソウル!!!!!

 

6位:PK shampoo

恥ずかしながら最近まで存じ上げなかったのですが、関西のインディーシーンでは既に大御所的な存在らしいですね。

先程のFor Tracy Hydeのノイジーな音像は先人たちへのリスペクトの現れと思われるのに対し、彼らは同じノイジーでもひたすらに初期衝動の発露。ストレートかつこれでもかとひねくれております。ちょっと青臭い歌詞も含めてドストライクでしたね。


5位:舐達麻

説明不要。令和の日本の音楽と言ったら彼らでしょう。


4位:きのこ帝国

先に言っておきますが、「はな恋」は見ておりません(笑)

ただあの映画を語る方々からバンド名が流れてきたので、懐かしく思い久しぶりに聴き直したのも事実です。

元々「きのこ帝国=東京」のイメージしかなかった浅はかな自分。こんないいバンドだったんですね。きっかけをくれてありがとう、菅田将暉有村架純


3位:Code Orange

新世代のメタル界の旗頭!!!圧倒的な轟音の波にもがけ!!一瞬の”無音”に脳天を揺さぶられろ!!!ああリーバたん!!リーバたん!!!!!!


2位:Lillies and Remains

リリーズが新譜を出したなら、私たちは座してそれを最低30回は聴かねばならぬのです。活動頻度がもはや海外の大御所バンドレベルの少なさですが、それでも追いかけていきたい。

1位:Deafheaven

とにかく"Infinite Granite"が傑作すぎましたね。ブラックメタルバンドがポップな方面に舵を切ること自体は特段珍しいことではないですが、ここまで迷いのない音像を叩きつけてくるとは思いませんでした。全てが調和の中にあり、聴き手を優しく包み込み、それでいて彼らのコアにある激情は全くもって失われていない。

末永く聴くことになるであろう名盤です。なんだかんだいい年だったね2021年。


ちなみに、曲単体のランキングはこんな感じでした。

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妻の突然の入院でぽっかり空いた穴、辛さとやるせなさを紛らわすべく始めてみたこのブログ。

色々なところで色々な方に読んでもらえてよかったです。シバへの思い出を語った記事が本人に届いてしまったときはマジで焦ったけど(笑)

 

来年も皆様にとって良いお年になりますよう。

そしてヴェルディベイスターズが優勝できるよう(願うだけならタダです)。

 

なにより、妻が来年こそは穏やかに過ごせますよう。

 

祈りを込めて。

 

一年間ありがとうございました。

 

では。