まだシーズンの1/4程度しか経過していないとはいえ、絶好調だった我らがヴェルディもついに首位陥落。
J1昇格に相応しいチームなのか、監督のマネジメントも含め、真の底力が問われる4月・5月となりそうです。
前回
「初黒星は白雪の上で」Football Manager日記 Vol.10 - 緑がちる
の続き。
3試合未勝利のちょっと不穏な状況で迎えるは、第13節ホームジェフ千葉戦。
ヴェルディのチーフスカウトを務めていた江尻さんを、直前にこのジェフに引き抜かれたこともあり、どんなチームなのか、スカウティングもろくにできておりません。
(Football Managerの特徴的なシステムなのですが、スカウトが担う業務は移籍市場関連だけではありません。
対戦相手のスカウティングも行いますし、さらには自チームの選手たちの現在の能力や将来的な伸びしろを判断するのも、スカウトの役目なのです。スカウト超大事。)
勝ちがなかったここ3試合もシュート数自体は多いのですが、得点にうまく結びつけられていません。
ならばここは選手を弄ろうということで、最前線に森田晃樹を起用。
フィジカル勝負ではジェフ鈴木新井の両CBに到底勝ち目はありませんが、
持ち前のスキルで相手をかく乱しつつ、スペースを作るタスクを担ってほしいところ。
前半9分、東京ヴェルディにチャンス。
前半早々にPKで先制!加藤弘堅は今季はや7ゴール目。
ほぼ全てがPKからの得点とはいえ、これは凄まじい数字。
東京V1-0千葉
ここから追加点が取れず、ずるずると嫌な展開に持ち込まれていたのが最近のヴェルディ。
しかし今日は違いました。前半32分。
最前線での起用に見事応えた森田!!
難しいシュートを沈め、喉から手が出るほど欲しかった追加点を奪取。
東京V2-0千葉
理想的な展開で前半を折り返します。
後半もセットプレーから決定機が。52分。
右下のほうで副審が旗を上げていました。
競り合いの中でファールがあった、との判定でゴール取り消し。無念。
しかし、この判定にもめげないイレブン。直後の55分には、
今度は文句なし。見事なゴールで千葉を突き放します。
東京V3-0千葉
意地を見せたい千葉も82分、
船山がドンピシャな裏抜けから見事なシュート。千葉が1点を返します。
両CDFがサウダーニャに神経を使いすぎていたのと、カバーしていた理仁がボールウォッチャーになってしまっていたね。
しかし、千葉の反撃もここまで。
東京V3-1千葉
久々の勝利に、緑がちる監督もほっと胸をなでおろします。
続く第14節は、アウェイでのツエーゲン金沢戦。
そういや、金沢のスタジアムってまだ一度も足を運んだことないな。
金沢といえば、あの「ヤッホー」に始まり「ヤッホー」に終わる名物お茶漬け店「志な野」が昨年閉店したってのが、何よりショックなニュースです。
金沢に訪れるときはまた行きたいと思っていた店なんだがなァ・・・。
まさかの首位vs2位の直接対決となったこの試合。
絶好調金沢をけん引するのはこの男、瀬沼優司。
瀬沼選手って、インタビュー受けるときの語り口が、とにかく優しい人柄なんだろうなあってのが滲み出てて、すごく好きなんですよね。
試合はシンプルな形で決着します。
前半16分に、セットプレーから若狭が頭でゴール!!
後半85分には、またもセットプレーからンドカボニフェイスがゴール!!
その2分後に金沢の大橋がゴールを決めますが、
このまま試合終了。
金沢1-2東京V
セットプレーからの2発という力技で、見事天王山を制したヴェルディ。
再び首位浮上!!
しかし、再び調子が上向き始めたチームにアクシデントが。
まずは、金沢戦後の練習中に、前節決勝点を決めたCDFボニフェイスが足首をねんざ。
そのため、第15節アウェイレノファ山口戦では、
ケガのボニに代わって大卒ルーキーの深澤がプロ初出場。
終わってみれば山口0-4東京Vと、圧巻の勝利を飾ります!!が・・・
デビュー戦の深澤、相手の激しいタックルを受け無念の負傷交代・・・
こちらも少々の戦線離脱を余儀なくされます。
さらには、練習中にWG山下までひざの故障で離脱・・・
首位の座を再び掴んだヴェルディに試練が続きます。
まさに「好事魔多し」。
そんな中迎えた第16節アウェイヴァンフォーレ甲府戦では、
相手のカウンター2発に屈し、敗戦を喫してしまいます。
辛くも首位陥落は免れたヴェルディでしたが、
勝ち点の差はどんどん縮まってきています。
強敵との試合が続く5月・6月、これ以上怪我人が出る事態は避けたいところ…!
トレーニングの負荷も見直しながら、選手もうまくローテーションしながら、
昇格戦線に踏み止まれるよう、チームをマネジメントせねばですね。
ヒリヒリした戦いになって参りました。
そういや夏の補強もそろそろ目星をつけていきたいところなのですが、
財政難のヴェルディにはスカウトを派遣する余力もなく、
移籍金を払える/払えない以前に、リストアップできる獲得候補自体が限られているのが悩みの種。
無い袖は振れませんので、現有戦力、とりわけユース上がりの若手の台頭にも期待していきたいっすね。
では。