緑がちる

緑はいつか散ります。でもまた実るものです。ヴェルディ&FM日記(予定)

「落とし穴」 Football Manager日記 Vol.51

さて。今回は特に記しておきたい時事ネタもないことですし、

サクサクとゲーム内のヴェルディの経過をお伝えしようかと。

 

前回

の続き。

 

僕のFootball Manager内では、J1昇格後2シーズン目の2023年、リーグ戦とACLを並行して戦っている東京ヴェルディ

既にACLのグループステージ突破を無事決めており、前回は首位川崎フロンターレに引き分け、古豪同士の決戦となった横浜F・マリノス戦でも白星を飾るなど、目下チームは絶好調。

 

消化試合となった5/2(火)ACLグループステージ第6節の上海申花(中国)戦こそ、

0-0のスコアレスドローに終わりましたが、

 

続くJ1リーグ第13節:5/6(土)湘南ベルマーレでは、

途中出場の17歳OMF三原の活躍もあり、終盤に立て続けに2点を奪取!

アウェイの地で見事3-1での勝利を収めます。

 

これでチームはリーグ戦10試合無敗をキープ。

いまだに評論家からは「最終的には下位だろう」と予想されているっぽいのは癪ですが、2年連続で優勝争いに名を連ねているチームの実力は本物でしょう。

 

緑がちるヴェルディの戦いぶりにご満悦のヴェルディ理事会、

契約延長のオファーを出してきましたので、言い値でサイン。2027年までの長期契約を結びました。どうせチームの財政を圧迫するだけだし、自分の年俸は正直いくらでもいいんすよね(笑)

このプレイ日記はヴェルディ一筋でやっていくつもりですが、
次回やるとしたら、監督能力をとにかく弱くした「クソザコマネージャーの奮闘日記」
or
監督能力盛りまくって色んなチームを指揮する「流浪の名将」のどちらかにしようと思っている。

さて、無事契約も延長し、気持ちも新たに試合をこなしていきたいところ。

ここから先はACLの第2ラウンド、元ブラジル代表のオスカルを擁する上海海港との一戦が待ち受けており、その後にはすぐFC東京との東京ダービーも控えています。

おっと、上海海港戦の前に最下位モンテディオ山形戦がありましたが、まあここは控え組で切り抜けられるっしょ。

 

順風満帆に見えたチームですが、バカ監督の慢心が影響したのか、ここから少し歯車が狂いだします。

 

・・・

 

まずはJ1リーグ第14節:5/10(水)モンテディオ山形。最下位に低迷する相手とのアウェイでの一戦でしたが・・・

(リアルの話ですが、山形の遠征記も書いているので、ぜひ読んでもらえれば)

 

試合開始早々、山形FW小川航基に立て続けに得点を許し、

結局1-2での敗戦。

5日後に控える上海海港戦を前に、メンバーを落として臨んだことが裏目に出ます。

ゲーム内では2023年から山形に加入した小川。現実同様の暴れっぷりを見せつけられてしまいます・・・。

取りこぼしと言って差し支えない、痛すぎる敗戦。

低調なパフォーマンスを見せてしまったチームですが、
新加入三國ケネディエブスが、ここに来てチームにフィットしてきたのは好材料
セットプレーから加入後初ゴールもマークしました。

 

さらに追い打ちをかけるかのごとく、ここに来て怪我人も続出。

第3GKの石井は靱帯損傷で約3カ月の離脱となってしまい…

GKはマテウスと若原という盤石な体制ですので、じっくり焦らずケガを治してほしい。

さらには現チームのエースストライカー、FW高田颯也も筋肉系のトラブルが発生。

幸い長期離脱には至らなかったものの、上海海港戦とFC東京戦という2つのビッグマッチに、彼が不在というのはあまりにも痛い。

現実ではケガにも悩まされている大宮の逸材高田ですが、
ゲーム内では今のところ加入後初の負傷離脱。

そんな中迎えた5/15(月)ACL第2ラウンド上海海港(中国)戦でしたが、

ライバル高田の不在で一層熱い気持ちを滾らせていたのがこの男。

 

右足から放たれた豪快ミドル!

グラウンダーのクロスに左足でワンタッチ!!

そして十八番の裏抜けからの冷静なフィニッシュ!!!

 

そう、絶好調を維持するCFW高木大輔がこの日も躍動。

ハットトリックを達成し、チームも4-0での勝利。アウェイの地でACL準々決勝進出を大きく手繰り寄せます。

大輔の評価点は圧巻の”10.0”。
正直ここまで活躍するとは思っていませんでした。

この勢いのままダービーも行けるっしょ、と懲りずに楽観的な私緑がちる。

そうは問屋が卸しません。

 

連戦での疲労が祟ったのか、

今季いぶし銀の活躍を披露していたCMF平野佑一が太ももを痛め約2週間の離脱。

緊急時には3バックのCDFも務めるなど、選手層に厚みをもたらしていた存在の離脱は、
地味に痛い。

さらには、今季加入早々、中盤で圧倒的な存在感を放っていたCMFの小西雄大も、

ひざを故障し3-4週間の離脱と、ここに来てケガの発生が止まりません。

その運動量とスキルをいかんなく発揮し、既に代えの効かない存在になっていただけに、
派手に痛い。

そんな中迎えたビッグマッチ、

J1リーグ第15節:5/20(土)FC東京

絶対に負けられない、負けたくない。ホームスタジアムをともにする因縁の相手との一戦です。

 

昨年2022シーズンの対戦成績はヴェルディの1勝1分。

昨年の激闘の記録はこちらに。

 

離脱者が続出し、やや台所事情が苦しいヴェルディ

エース高田の代わりにACLで絶好調の高木大輔を起用、フィジカルに優れるラファエルとの2トップ。

軽傷を負っていた小泉に代わり、トップ下には17歳の超逸材三原を抜擢。

ブエノが警告の累積で出場停止中のため、今節はンドカと三國ケネディエブスの武闘派ハーフCDFコンビとなります。

 

両チームスタメン。
FC東京はタイ代表の選手が2名中盤に。

 

試合は前半から雲行きの怪しい展開に。

4-4-2のサイドハーフが広めに陣取り、サイドチェンジを多用してくるFC東京に対し、

ヴェルディは中盤3枚のスライドが間に合わず、守備が後手後手に回ります。

 

迎えた前半13分。

セットプレーの流れから左でボールを受けたRSHの郷家、彼の右足から放たれたクロスに見事反応したのは、FC東京の大エースレアンドロ!!

何度も位置取りを修正しオフサイドを回避。
レアンドロの老獪さが表れた見事なゴール。

先制点は青赤の東京にもたらされました。

東京V0-1FC東京

 

出鼻を挫かれる形となったヴェルディに、さらなるアクシデントが。

前半24分、FC東京のCFW仲川に対して、ヴェルディDMF山本理仁が足裏を見せた危険なタックル・・・!

このファールで山本は一発退場。ヴェルディは残り時間10人での戦いを強いられることになります。

生粋のヴェルディ育ちの山本理仁。この試合に賭ける気持ちが裏目に出てしまったか。

 

さらには前半36分。

ヴェルディの中盤でのパスミスを掻っ攫ったCFWレアンドロがそのままエリア内まで独力で侵入、

折り返しのボールをフリーで流し込んだのは、タイ代表のLSHスパチョーク・サラチャート!!

まだ24歳ながら、A代表での経験も豊富なサラチャート(現実ではブリーラムに所属)。
大舞台で貴重な一発。

有利な流れを決定づける追加点となります。

東京V0-2FC東京

 

苦しい状況に追い込まれたヴェルディは、

後半頭から長身FWイスマイラを投入。

相手2トップをケアするために4バックを諦め、3-4-1-1の布陣に変更。

シンプルに最前線のイスマイラに当てて、何とか攻め手を見つけたいところ。

 

そのテコ入れが実ったのが55分。

そのイスマイラのポストプレーから生まれた展開、

RWB原から供給された絶妙なクロスに、打点の高いヘッドを叩き込んだのはイスマイラ!!

 

ヴェルディが意地の反撃。1点を返します。

東京V1-2FC東京

 

しかし、その後は数的不利を覆すだけの勢いが生まれず。

FC東京もその後イスマイラの高さをウヴィニとマウリシオの両CDFが封じ、ヴェルディの起点を封じにかかります。

 

このままスコアは動かず、試合終了。

2023年最初の東京ダービーは、FC東京に軍配が上がりました。

いやあ、悔しい。

東京V1-2FC東京

一発レッドを貰ってしまった山本理仁には猛省を促したいところ。
好調の高木大輔もこの日は沈黙。

不覚を取った山形戦に続き、これでリーグ戦2連敗。

ホーム連続無敗記録も途絶えてしまいました。

FC東京も今期下位に甘んじていただけに、叩いておきたかったのだが・・・

けが人続出をきっかけに、チームもつまずく事態に。

絶好調だったチームに正念場。まさしく好事魔多し。行く手を阻む落とし穴。

 

とはいえ、まだまだ上位はキープしています。

ACL上海海港戦も断然有利な状況で臨めますし、控え組をうまく起用しつつ、チームがズルズル悪い状況に陥っていかないよう、マネジメントしていかなければなりませんね。

 

では。

 

続きはこちら


「偉大なる監督」 Football Manager日記 Vol.50

さて。

昨日はヴェルディの敗戦を見届けた後、やけ酒からの早めのふて寝を決め込んでいたのですが。

 

朝、二日酔いの頭痛に苛まれながらスマホをいじる僕の目に、ショッキングなニュースが飛び込んできました。

 

イビチャ・オシム氏、逝去。

サカつく6にも登場していましたね。
高校生の頃にのめりこんでいた、思い出深い作品。
オシム氏を監督に登用することもできて、そうすると急に敬語使ってくるんだよね(笑)

 

僕の中で、やはりオシム氏は絶対的な存在でした。

 

思い返すと。

 

僕がヴェルディをきっかけにJリーグを見始めたのは2002年。

当時は日韓W杯でサッカー熱も凄まじいご時世だったと記憶しています。

オシム氏がジェフユナイテッド市原の監督に就任したのが翌2003年ですから、一応自分も彼の日本での活躍をリアルタイムで追っかけている世代になります。

 

とはいえ。

当時はサッカーの奥深さも全く理解していない(まァ今も理解しているかといわれると怪しいけどさ)未熟すぎたガキの時分、

僕の中のサッカー界は、日本代表と東京ヴェルディを中心に回っていましたので、

オシム氏の監督としての功績、とりわけジェフの監督時代の姿については、お恥ずかしいことにほとんど覚えていません。

唯一記憶にあるのは、森本がJデビュー弾を決めた04年の味スタでの市原戦。

初めて生で観たオシム氏は、ガタイのいいプロスポーツ選手たちの中でも頭一つ抜けた巨体をのそのそと動かしており、「思った以上にデケえな」とその威厳に圧倒された記憶があります。よく考えるとそれしか記憶にないという(笑)

 

※その時の試合の試合後インタビューがジェフ公式に残っていました。森本に関するコメントが、年齢云々関係なく、彼を一人のプロとしてリスペクトしたものであり、オシム氏の人柄が伺えますよね。

https://jefunited.co.jp/top/matches/2004/0505/interview/

 

その後日本代表監督に就任した際も、

自身の求める基準をもとに、国内組を中心に新たな面々を抜擢したことは、Jリーグサポーターとして率直に嬉しかったし、

オーストラリア戦やスイス戦で見せた新しい日本代表の姿にワクワクしたのは覚えているけど、でも正直おぼろげではあって。

別にオシムジャパンを否定したいわけではなく、単純に僕が学生生活に忙しく、しっかりと覚えていないだけなのですが(笑)

 

僕にとってのオシム氏は、むしろ監督業を離れたその後にあるかもしれません。

 

高校生になり、ウイイレサカつくの影響でサッカーにどっぷりとハマった僕。

WSDやサカマガサカダイ、そしてフットボリスタやNumber等、

とにかく”サッカー”と名の付く記事はあらかた目を通すほどだったのですが、

その中でも、Numberに定期的に掲載されていたオシム氏の記事がとても好きで、絶対に読んでいた。

 

ちなみにサカマガに連載されてたスーパーさぶっ!!も欠かさず読んでたなあ。

 

ライターの1の質問に対して、10も20も言葉が返ってくる。

どんな具体的な事柄に対して意見を求められても、彼が言葉を紡ぐうちに、最後は婉曲な人生訓にまで辿りつく。

自身の言葉に重みをもたせる引き出しの多さも圧倒的で、「この人、いくつかの格言は自作してんじゃないか?」って疑ったくらい(笑)

こんな凄い人間が日本で監督をやっていたのか、と圧倒されると同時に、視野の狭かった当時の僕は、

このような含蓄のある言葉を次々と紡ぎだせる人間が、どうして政治家でも大学の教授でも小説家でもなく、サッカーの監督なんかやっていたんだ」とすら思ったのです(笑)

逆に言えば、それだけ懐が深く、絶えず形を変え、対峙する人間に思索を求めるのがサッカーというスポーツなのかもしれない。

彼自身も「サッカーとは、総合的に考えて、これが理想の形だ、というものがない。だからこそ魅力的なんだ」って言ってた記憶があるし。

旧ユーゴ監督時代の壮絶な逸話も含めて、文化的な意味でのサッカーの偉大さを、彼を通して理解したような気がします。

 

ま、蛇足かもしれんけど、細かい話の内容については「ん?」って思うこともまあまああったけどね(笑)

水野選手なんかが最たる例でしたが、やはり教え子に対する評価はどうしても甘くなりがちだったし、

南アフリカW杯直前に、例の「古い井戸に水があるのに新しい井戸を掘るのはやめた方がいい」って格言を持ち出して、中村俊輔を中心に据えるべき、って意見してたりとか。

 

ただ、そんなことはどうでもよくて。

もしかしたら、自分にとってオシム氏の記事を読むことは、好きなバラエティ番組を観るような感覚だったかもしれません。

サッカーに関する具体的な知識や見解を求めて読むというよりは、

その時々の(時にはサッカーに留まらない)トピックについて、

毎度厳しさとユーモアとアイロニーをもって語る、彼の変わらない言葉に触れることで、ほっとするというか。

(方向性はちょっと違うけど、張本氏の「喝」を求めてサンデーモーニングを見たくなるような気持ちと近いかもしれない)

そして、一番多感なあの時期に、彼の記事を読み漁ったことによって、

間違いなくオシム氏の言葉は、自分の人生観を形成していった要素の中に多分に含まれています。

 

もっとも好きな彼の記事のひとつです。阿部勇樹にとっては、これがオシム氏との最後の対面になってしまったのだろうか。

 

今、監督業を疑似体験できるFootball Managerというゲームにドはまりして、あまつさえプレイ日記なるものまでこんな風にこしらえてるのだって、オシム氏のような監督への憧れがどこかにあるのでしょうし、

ゲーム内でのインタビューで皮肉に満ちた回答を選び、一人にやっとしてしまうのも、やはりそこにオシム氏の影がちらつくからでしょう。

 

だから僕にとってオシム氏は絶対的な存在で、

偉大なる監督、といえばそれはすなわち彼のことで、

そしてそれが失われた喪失感は、本当に大きい。

 

だけど。

 

オシムチルドレン”と称された面々も軒並みスパイクを脱ぎ、それぞれ別の道を進み始めています。

<浦和・清水>引退セレモニーで横断幕を掲げるサポーターを背にあいさつした浦和・阿部(撮影・西海健太郎)

 

指導者という直接的な形なのか、それ以外の方法になるのかは彼ら各々の決断にゆだねられますが、

オシム氏の遺した哲学を継承した彼らが、今後の日本サッカー界をますます発展させていくことで、

オシム氏もまた、日本サッカー界の中で生き続けていくのでしょう。

 

さて、ようやく前回

の続き。

 

我が箱庭の2023シーズンでは、J1とACLを戦い抜いている我らがヴェルディ

 

ACLは無事グループステージを突破し、

リーグ戦でも首位川崎に次ぐ2位につけています。

 

そして2023年4月22日(土)

その川崎フロンターレとアウェイで激突。

両者の勝ち点差は5、ヴェルディとしては何とか食らいついていきたいところですが、

本世界戦上のフロンターレは、三笘や田中碧、旗手といった面々が残留しているのに加え、

マリノスからレオセアラーや喜田、札幌からチャナティップ(現実と同じだね)、そして海外から三好や橋岡の帰還も実現させている等、圧倒的な戦力を有しています。

両チームメンバー。
チョンソンリョンの後釜に、兵役を終えたクソンユンを据えていますね。

5バックでレーンを埋め、まずは勝ち点1を奪い取る、という戦い方もよぎったのですが、

オシム氏に「リスクを冒さないサッカーは、塩とコショウの入っていないスープと同じだ」と叱咤されそうなので、

今シーズンのメインシステムとなりつつある4-3-1-2を継続し、あくまで勝ち点3を狙いに行きます。

 

その強気の姿勢が思わぬ形で実ったのか、前半わずか2分。

敵陣でのセットプレー、CMF小西が蹴ったボールにフリーで反応したのはCDFブエノ!!

王者の慢心につけこむ一発!ヴェルディが幸先よく先制します。

川崎0-1東京V

 

川崎もチャナティップとレオセアラーを中心に反撃。

33分にはチャナティップが左サイドから切れ込みクロス、これはGKマテウスが防ぎますが、こぼれ球をCMF喜田がダイレクトでシュート!

しかしこれは枠を外れます。

 

エンド替わって後半も、ヴェルディが能動的にボールを握り、川崎を攻め立てます。

49分には、中央突破からCFW高田が見事ネットを揺らしますが、これは惜しくもオフサイド

 

55分にも左サイドを抜け出したLSB荻原がエリア内に持ち込んでシュートを放ちますが、これはGKクソンユンの正面を突きます。

 

すると試合終盤の82分。

自陣深くで川崎が得たセットプレー、蹴るのはチャナティップ・・・

見事直接ネットを揺らすファインゴール!!

川崎が土壇場で同点とします!!!

川崎1-1東京V

 

試合はこのまま終了。

ゴールは互いにセットプレーからの1点ずつのみ。

過去のオシム氏の磐田戦のコメントを借りると、

ウチにとっても川崎にとってもタメにならない引き分けだが、全部を計算してもウチには好結果のドローともいえる」といったところでしょうか。

https://jefunited.co.jp/sp/top/matches/2003/1025/interview/index.html

 

実際、その後中3日で迎えた2023年4月26日(水)横浜F・マリノスでは、

今季不調にあえぐライバル相手に2-0で完勝!!

 

その後、ホームに戻って迎えた4月29日(土)コンサドーレ札幌でも、

同じく2-0で連勝を飾り2位をキープ、チームは好調を維持しています。

 

昨シーズンは昇格組ながら4位と大健闘を果たした東京ヴェルディですが、

今シーズンはもっと上を目指し続けなければいけません、なにせ空は果てしないのです。

 

オシム氏のような偉大なる監督になるべく、精進せねばなりません。

 

ま、ゲーム内の話とはいえね(笑)

 

では。

 

 

イビチャオシム氏、彼の功績に敬意を表し、心よりご冥福をお祈りいたします

 

 

次の記事はこちら

midorigachill.hatenablog.com

 

「アジアの壁を越えて」 Football Manager日記 Vol.49

こんにちは。

 

まずは現実のサッカーの話から。現在AFCチャンピオンズリーグACL)2022が開催中ですね。

 

今年のACLはコロナの影響により、グループステージ・決勝ラウンドともに、対戦する各チームが一つの拠点に集まり、約2週間で6試合をこなすという”集中開催”形式となっているのですが、

ACLと縁遠いJ2チームのサポなんぞをやっている部外者の身からすると、この形式が結構楽しいというか、ありがたいというか。

 

今までのACLって、リーグ戦の合間に日程がねじ込まれているので、各チームの経過をちゃんと追っかけることができず、なんだか知らない間に大会が終わっていたっていうイメージがどうしてもあった(当事者からしたら全くそんなことないんだろうけど、部外者なので許してネ)のですが、

このように別枠の日程でまとめられていると、進行状況の把握が容易になるので、部外者の僕でさえもやはり観戦の熱量は上がりますね。Jチームはもちろんのこと、対戦相手の特色もある程度見えてきたりして、なんだかスポーツイベントがひとつ増えたような感覚になっています。あとロティーナと潮音はマジで結果を残してほしい。

 

まあ、ホーム/アウェイの概念がないのに、各チームが2回ずつ対戦する必要があるのか?とか、中立地での開催じゃないぶん、開催地をホームとするチームが有利すぎないか?とか、疑問もあるにはあるけどね。

川崎フロンターレがいるグループIなんかは、マレーシアのジョホールバルでの開催となっていますが、”要塞”で戦う地元チームのジョホールが、現在グループ首位に立ってたりするし。

そもそも2週間で6試合というのも、えげつない過密日程ではありますけどね。

まあ部外者が何を言ってもねえって感じですけどね(笑)

 

自虐的に部外者部外者と繰り返してしまいましたが、ゲーム内では違います。

Football Manager内の世界では、ワタクシ緑がちるが率いるヴェルディACLに参戦中。立派な当事者なわけですよ!!!

というわけで、前回

の続き。

我がFM内でのACL話でございます。

 

2022年のJ1リーグで4位という成績を収め、ACLへの参入権を勝ち取った我らがヴェルディ

予選プレーオフを勝ち抜き、上海申花(中国)、ブリーラム・U(タイ)、ウェスタン・シドニー・ワンダラーズFC(豪州)と同組のグループGに振り分けられたヴェルディですが、

古巣に帰還した高木大輔の3戦4発という大活躍ぶりもあり、ここまで2勝1分。グループ首位をキープしています。

 

リーグ戦と並行して開催される過密日程となりますが、このために選手層もきっちり拡充しています。

幸いここまで負傷者も少なく、余裕をもってローテーションを組める状況。

さて、念願のグループリーグ突破はなるでしょうか。

 

まず、リーグ戦でガンバに勝利を収めてから中2日、

4/4(火)ホーム味スタにウェスタン・シドニー・ワンダラーズFCを迎えた一戦。

前回アウェイでの対戦時は、高木大輔のゴールで先制するも、元コートジボワール代表のボニーにゴールを許し、1-1のドローに終わっていますが、

この試合は違いました。

 

まずは前半43分、RSBの原からの良質なミドルパスにいち早く反応したのは、ACL男”高木大輔

裏抜けからのGKとの1vs1を冷静に沈め、ヴェルディが先制点を奪います!

大輔は前回のシドニー戦でも、RSB藤谷からのパスから得点を挙げており、十八番のフィニッシュパターンとなっていますね。

東京V1-0シドニー

 

シドニーも負けじと反撃。

直後の44分、元ドイツ代表のRSHニコライ・ミュラーが蹴ったCKに、190㎝の長身RSBホフマンが頭で合わせ、すぐさま同点に。

東京V1-1シドニー

 

後半はホームのヴェルディが攻勢を強めるも、屈強なシドニー守備陣の壁を越えられません。

それでも82分、敵陣スローインの流れから、この日は4-3-1-2の3列目でメッツァーラ起用をされていた10番の石浦の折り返しを、

17歳のOMF三原が豪快に沈め、ついに勝ち越し!!

東京V2-1シドニー

 

さらに試合終了間際の90+3分には、

カウンターの流れから裏一発、途中出場の19歳CFW根本が冷静にシュートを流し込み、勝負あり!!

 

下部組織出身の若手が躍動し、ホームで難敵相手に見事勝利を飾ります。

東京V3-1シドニー

三原や根本に加え、最終ラインの佐古や中野もまだ10代。
若手の突き上げが起爆剤となり、ACLでも好調を維持できている。

その後、リーグ戦3試合(VS清水、鹿島、浦和)を1勝2分で切り抜け、

 

4/18(火)ブリーラム・ユナイテッドFCとの試合を迎えます。

敵地での一戦。この試合に勝利すると、ヴェルディのグループリーグ突破が決まります。

アグレッシブな戦いを志向する3-1-4-2で臨みます。
絶好調の高木大輔はもちろんスタメン。

今回も相手メンバーには細貝の名前が。
試合を裁くのは名審判イルマトフ氏。

この試合、ホームの大観衆を味方につけたブリーラムに、前半から主導権を握られる展開に。カードも厭わない激しいプレスに苦しみ、ヴェルディも思うようにチャンスを作れません。

前半36分には、オーストラリア代表のブランドン・オニールのフリーキックから、

最後は17歳の俊英アタッカー、スクチャイ(生成選手です)にヘディング弾を叩き込まれ、先制点を献上します。

ブリーラム1-0東京V

 

エンドが替わった後半になっても、ブリーラムにペースを握られます。

54分にはブラジル人CFWマイコンボルトがヘッドでシュートを放ちますが、わずかに枠の外。

 

押し込まれる展開を打開すべく、緑がちる監督は温存していた山本理仁と石浦を投入し、布陣を4-3-1-2へ変更。

すると71分、山本理仁のサイドチェンジを受けたLSB川井が、中の状況をよく見て右足で丁寧なパス。

そして、それをダイレクトで豪快にゴールに叩き込んだのは、またも17歳の超有望株、トップ下の三原でした!!

東京ヴェルディが同点に追いつきます。

ブリーラム1-1東京V

 

その後も攻撃の手を緩めないヴェルディ

81分、RSB原が相手最終ラインとGKの間を狙いボールを蹴り込むと、

途中出場のCFW根本が見事反応し、逆転弾をゲット!!!

シドニー戦に続き、三原と根本という若手アタッカーが躍動し、土壇場でゲームをひっくり返します。

ブリーラム1-2東京V

 

試合終了間際には、カウンターから大ピンチを招きますが、

相手のシュートがジャストミートせず、守護神若原がキャッチングに成功。ゴールを割らせません。

試合はこのまま終了。

ブリーラム1-2東京V

 

我らが東京ヴェルディ、見事アジアの壁を一つ越え、

ノックアウトステージへと駒を進めることになりました!!

両軍合わせて9枚のイエローが出る荒れた試合に。

こちらが、現在のグループGの順位。

 

リーグ戦とはがらっとメンバーを入れ替えてACLに臨んでいましたが、

J3での活躍ぶりを見て獲得した高木大輔や、フリーで獲得した若原といった新加入組の活躍、そして三原や根本ら若手の急成長もあり、とてもポジティブな戦いを見せてくれました。

ゲーム内生成選手の三原。ここに来て急成長中です。
早くも引き抜きのオファーが怖い。

GKマテウスやCDFブエノ、そしてCFW高田やラファエルといった主力級を温存したうえでのGL突破は、本当に価値があります。

 

次の上海申花戦は消化試合とはなりますが、我が軍の選手には更なるアピールを期待したいところ。

 

ちなみに、今回はさくっと流してしまいましたが、

リーグ戦も未だに1敗のみと好調を維持しており、現在川崎に次いで2位につけています。

二足の草鞋を履くチームですが、選手層の充実ぶりを表すここまでの結果には、選手獲得のタクトも振るうワタクシ緑がちるも鼻高々。

そういえば、”アジアの壁”といえばこの人、井原氏がヘッドコーチを務める柏レイソルは、未だ勝利なしと苦しんでいます。
FC東京レアンドロ以外の得点源が不在なのが響いている様子…

次節はその川崎と直接対決。

3連覇中の絶対王者が相手ですが、ACLでの勢いそのままに、何とか勝利を掴みたいところです・・・!!

 

では。